【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】きぬさん(その2)「24時狙い」のトレード
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、きぬさんについてです。
⇒きぬさん(その1)FXオフ会で結婚!
⇒きぬさん(その2)「24時狙い」のトレード
⇒きぬさん(その3)レンジ狙いのグルトレ&トラリピ
⇒きぬさん(その4)経済指標のバイアス
■羊飼いブログで研究し勝てるトレーダーに
リーマンショックで40万円の損切りを経験したきぬさんだが、その後もFXを続けていた。
「業務も忙しかったのですが、『仕事以外にもなにかやりたいな』という思いがあり、細々と取引を続けていました。大きなロットではなく趣味程度です。年間損益が初めてプラスになったのはFXを始めて5年目の2013年でした」
勝てるようになったきっかけのひとつが、羊飼いさんの情報だった。
「毎朝ブログで公開される経済指標などの注目材料や、ザイFX!のほうで更新される『これからどっちに動く!?』、それに書籍も読んでいました。最初は値ごろ感で取引していましたが、知識が増えるにつれエントリーが慎重になり勝てるようになってきたんです」
■相場環境の変化でスイングからデイトレードへ
当時のメインは1週間をメドにしたスイングトレードだった。
「日足、4時間、1時間を見て同じ方向になっていれば順張り。ボリンジャーバンドがエクスパンションし始めたらエントリーするようにしていました。しばらくは、そんな感じでやっていたのですが、為替市場がだんだん動かなくなってきたんです」
米ドル/円に顕著なように為替市場のボラティリティは年々低下している。最近では、広めの値幅を狙ったスイングトレードにやりにくさを感じる人も多い。
「ボラティリティの低下に対して2つの対策を考えました。ひとつが、トレードの時間軸を落とすこと。もうひとつが、レンジ相場向けの手法として『グルトレ』を導入することでした」
それまでは日足、4時間足、1時間足のマルチタイムフレームで分析していたチャートは4時間足、1時間足、15分足へと時間軸を短くし、短期でのデイトレードにも挑戦するようになった。
■ロンドンフィックス直前のデイトレード
「もっと短く1分足を見ながら細かなトレードもするようになりました。とくに月末のロンドンフィックス(ロンドン市場における仲値、25時。夏時間24時)を狙ったトレードです。最近だと6月末、英ポンド/円でのトレードがうまくいきました」
ロンドンフィックスの30分ほど前から英ポンド買いが顕著となっていたため、きぬさんは順張りでロング。2回に分けてエントリーしたポジションは両方ともロンフィク直前に決済。2つの買いポジションはそれぞれ26pips、10pipsの利益となった。
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「2013年以降、年間ではプラスです。そこまで大きな金額ではないですが、裁量取引は年20%ほどのペースで資金が増えています」
裁量取引では5年目以降、順調に資金を増やしているきぬさん。レンジ相場ではどのように取引しているのか、次回、聞いていこう。
きぬさん(その3)へ続く。
きぬさんのコラムは全4回となっています。
⇒きぬさん(その1)FXオフ会で結婚!
⇒きぬさん(その2)「24時狙い」のトレード
⇒きぬさん(その3)レンジ狙いのグルトレ&トラリピ
⇒きぬさん(その4)経済指標のバイアス
【プロフィール】
きぬさん
兼業投資家。社会人2年目の2008年にFXを開始。デイトレードやスイングトレードのほか、川崎ドルえもんさんが開発したリピート系FX手法「グルグルトレイン」なども活用する。2013年以降、裁量取引では年20%ほどの利益をコンスタントに稼ぐ。2020年、グルトレオフ会で出会った男性と結婚。