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【FX突撃取材!】9月12日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略

カテゴリ:FX突撃取材!あの人の相場観と戦略[有名なあの人の現在の相場観と戦略を取材]

井口喜雄 FX戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2018年9月12日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。

■□■9月12日(水)井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略

現在の為替相場の傾向や相場観

明日13日(木)にBOE、ECB、TCMB(トルコ)の政策金利と声明発表が予定されており、米ドル/円は完全に蚊帳の外だ。この英欧土の政策金利発表の中でもっとも注目度が高いのがトルコの政策金利発表だろう。トルコの政策金利だが各社の予想がバラバラで0~750bp(17.25~24.75%)まで幅があり、とてもコンセンサスといえる状況ではない。発表後はかなり荒い値動きになることが予想される。
その他ブレグジット関連は一進一退。EUのバルニエ首席交渉官が「互いの要求は現実的であれば、6~8週間で合意成立が可能」との報道からEU離脱交渉の合意期待でポンド高に振れたが、英紙が「英当局はEUの前向きな声明を誤解している」と交渉進展に悲観的な内容が伝えられると反落。報道によって100pips前後振らされる展開が続いている。


現在の為替相場の戦略やスタンス

トルコの政策金利の不透明感が強いため、銀行のスプレッドも相当広がることが予想されるほか、価格の提示が困難となる可能性もあり、最大級のリスク管理で臨む必要がある。また、政策金利発表直後のスピード勝負ではAIには勝てないため、もし取引をするのであれば第2波、第3波を狙っていくべきだろう。
幅が広く状況が読みづらいが300~500bp前後の利上げが基準と考えたい。これ以上の大きな利上げ幅(500~750bp)であれば急騰する展開だ。そして、トルコ中銀が今後も利上げを実施する可能性を示唆すればマーケットの買い安心感が広がるだろう。一方利上げ幅(0~300bp)が期待より小さかった場合の失望売りから15円割れも視野に入りそうだ。
ブレグジット関連は報道で一喜一憂している部分もあるが、基本的にEUサイドは態度を軟化させているように思える。ただEU側の報道が先行しているものの、英国政府側からの反応はない。英国政府も合意に向けて話し合いが続いているものの、離脱の手法を巡って与党内でも意見が分かれており、EUの政策寄りの案は大きな反発を招く可能性もある。英ポンドは引き続き乱高下しやすい状況と言えるだろう。

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