【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】山中康司さん(その4)ローソク足を追い越す移動平均線
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今週は、山中康司さんについて最終回です。
⇒山中康司さん(その1)通貨が取引停止になるとき
⇒山中康司さん(その2)個人とAIが変えた為替市場
⇒山中康司さん(その3)月が赤道を横切ると相場が動く
⇒山中康司さん(その4)ローソク足を追い越す移動平均線
■メインはスウィングトレード
山中康司さんは銀行を退職した今も、自身のトレードを行なっている。
「メインは週に2、3回取引する程度のスウィングトレードです。重要な節目を抜けたところでついていくことが多いですね。今であれば米ドル/円の値幅が小さいため、利幅は50銭程度です」
どんな分析を行なっているのだろうか。
「最初は月足を見て、それから短い足へと落としていきます。いちばん重視するのはチャートの形。今の米ドル/円であれば月足が大きな三角持ち合いを描いているので、どちらに抜けるのかを短い足に落として考えていくことになります」
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■週足ピボットでの反転狙い
「週足ではピボットをよく見ます。週足ピボットが示すレートは、その週の高値・安値になることも多く、トレードの目安として使いやすいからです」
前日の高値・安値・終値から、当日の節目となりやすいレートを計算するのがピボット。日足で使われることが多いが、山中さんは週足で利用する。
「週足のピボットまで動いてきたものの抜けるのが難しいようであれば、逆バリ的に反転を狙う取引を行なうこともあります。あとは現在の相場がどちらを向いているのか、見やすくしてくれるHull(ハル)移動平均線も便利ですね」
■追従性の高い独特な移動平均線
直近の値動きのウェイトを重くして計算するのがHull移動平均線だ。
「直近の値動きをオーバーバリューさせるため、ローソク足への追従性がよくなります。ときには移動平均がローソク足を追い越すこともあるくらいです。Hull移動平均線の傾きを見ることで、足もとの相場がどちらを向いているのか、簡単に判断できます」
単純移動平均線と比べるとHull移動平均線の特徴は一目瞭然。同じ期間に設定しても動き方はまったく違う。
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「あとはファンダメンタルズ分析ももちろん大切ですし、『そろそろ動き出すのではないか』と目星をつけるにはアストロロジーでの日柄分析も便利ですよね」
テクニカル分析やアストロ、それにMT4(メタトレーダー4)やトレーディングビューなど個人投資家が真似しやすい方法論を教えてくれる山中さん。FX会社のセミナーで見かけることも多い。参加すれば、きっと得るものがあるはずだ。
山中康司さんのコラムは全4回となっています。
⇒山中康司さん(その1)通貨が取引停止になるとき
⇒山中康司さん(その2)個人とAIが変えた為替市場
⇒山中康司さん(その3)月が赤道を横切ると相場が動く
⇒山中康司さん(その4)ローソク足を追い越す移動平均線
【プロフィール】
山中康司さん
バンク・オブ・アメリカや日興証券などでディーラーを務め、独立。FX会社のセミナーや連載などで活躍する。テクニカル分析の豊富な知識や活用法、自身で確立した金融占星術理論など、他に類を見ない方法論が個人投資家に好評。2018年11月には金融詐欺被害などの撲滅をめざして金融リテラシー協会を設立した。