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今週は先週に引き続き、Gomatarou(ゴマ)さんについてです。

⇒Gomatarou(ゴマ)さん(その1)生涯損益35億円!
⇒Gomatarou(ゴマ)さん(その2)｢高く買って･高く売る｣が基本
⇒Gomatarou(ゴマ)さん(その3)ゴマさんのトレード環境
⇒Gomatarou(ゴマ)さん(その4)損する能力と儲ける能力は表裏一体

■いい形のチャートを探す

「先に株を始めていた高校時代からの親友に相談しながら始めました。最初に言われたのは『右肩上がりの形のいいチャートを探し、高く買って・高く売るのが基本』ということ。その言葉どおりに始めて、今もやっていることは変わりません」

このトレードの典型とも言えそうなのが年初に決めた一撃1億のトレード。2024年の年明け早々から上昇した日経平均は1月10日に前年高値をブレイク。Gomatarouさんは新高値を臆せず買っていき、2泊持ち越して1317円上で利益確定した。1取引で2.6億円の利益となる驚異的なトレードだ。

「ただ、その後の史上最高値(3万8915円)手前では値動きが不安定になっていて、なぜ？というタイミングで落ちたりしていたので取引を手控えていました」


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■チャートは移動平均線＋VWAP

現物株では信用取引も駆使するゴマさん。売りのときの考え方も同じだ。

「チャートの形が悪い銘柄を探し、安値を抜けたら売るだけ。そのためテクニカル指標もファンダメンタルズ指標もほとんど使いません。ボリンジャーバンドも使わないし、表示しているのは移動平均線くらい。5、25、75、200の4本です」

移動平均線はどう活用するのだろうか。

「そこまで重視しているわけではありませんが、今年（2024年）のようないい相場ならチャートがいい形になっている銘柄が25日線まで落ちてきたら買おうかなと待ち構えたり、ですね」

もうひとつ、チャートに表示させているのがVWAP（売買高加重平均価格）だ。

「明確な使い方が決まっているわけではないですが、押し目買いや戻り売りの目安になることがあります。チャートの形が悪い銘柄でも1日中下げ続けるわけではないので『VWAPまで戻ったら空売りしようか』と考えたり、反対にいい相場では押し目買いの目安にしたり、ですね」

■今年は「バカほど勝てる相場」に

ゴマさんが繰り返し口にしたのが「今年のようないい相場なら」との言葉だ。

「今年に関しては2005年や2013年と同等のいい相場になると思います。そんな相場だと長くやっている人ほどリスクを考えてアクセルを踏み込めないですが、シンプルに25日線で押し目買いするような『バカほど勝てる』相場になるのでは」

FX勢でも日経平均CFDや225先物を手がける人がチラホラと出てきている。そんな人にとってゴマさんは格好の教科書となるはず。次回はゴマさんに株で勝つために大切なことを聞いていこう。

Gomatarou(ゴマ)さん(その3)へ続く。

Gomatarouさんのコラムは全4回となっています。
⇒Gomatarou(ゴマ)さん(その1)生涯損益35億円!
⇒Gomatarou(ゴマ)さん(その2)｢高く買って･高く売る｣が基本
⇒Gomatarou(ゴマ)さん(その3)ゴマさんのトレード環境
⇒Gomatarou(ゴマ)さん(その4)損する能力と儲ける能力は表裏一体

【プロフィール】
Gomatarouさん
2005年10月に株式投資を始める。その後は先物やFXにも手を伸ばし、2013年に退職。専業トレーダーに転向するとともに生涯損益は億へ到達。その後は年億ペースで資産を増やし2023年末までに35億円以上を稼ぐ。買いも売りもこなし、数日で決済するスイングトレードがメイン。2024年は2月末までに3度の一撃1億（1トレードでの利益が億超え）を達成済み。