【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】hiroさん(その4)ブレイクを取ったら風呂へ入れ
人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】は毎週金曜日にお届けします!!
今週は、hiroさんについて最終回です。
⇒hiroさん(その1)生涯収支+2.5億円の社交派トレーダー
⇒hiroさん(その2)「ひと言」で大きく変わる
⇒hiroさん(その3)「縦」への意識と前日の高安
⇒hiroさん(その4)ブレイクを取ったら風呂へ入れ
■「簡単なところのプロ」でも億へ行ける
生来の面倒見のよさからか、hiroさんは負けている人に向ける目は厳しくも温かい。
「負けている人の共通点はわかっています。いろんなことをやりすぎて、なにをしているのか、わからなくなっている。その人も『みんなが勝っている場所』では勝つ。でも、わけのわからない場所で利益を減らしてしまうんです」
ボラティリティのある相場ではつい撃ちすぎてしまう。身に覚えのある人も多いのではないだろうか。
「手法の引き出しが少ないのにガチャガチャやって負けてしまう人は多い。だったら簡単なところだけやればいい。僕の仲間のHiroyuki FXさんは、言葉は悪いかもしれないですが『簡単なところのプロ』。それでも生涯収支は億を超えています」
■「待てる体質」に変える
スキャルピングでは1日の取引回数が100回、200回を超える人も多いが、それをムリして真似する必要はない、とも指摘する。
「初心者だったら10回、20回でも充分。ラウナン(ラウンドナンバー、末尾が.00や.50のキリのいいレート)ブレイクだったら『ブレイク後にヒゲになったら、次はもうやらない』といったルールで取引回数を減らすだけでもめっちゃ安定すると思います」
同じ場所にこだわってブレイクを何度も狙って連敗する......なんていう惨事は少なくない。
「ローソク足が形を作るのには時間がかかる。それを『待てる体質』に変えないと。僕は以前、簡単なブレイクを取れたら、ゆっくり風呂に入っていました。1日に300回、400回と取引して負けている人は見直したほうがいいですよね」
■「左側」に根拠を求める
「簡単なところのプロ」になってから幅を広げてもいい。
「鉄板の場所、鉄板の時間をまずは極めてから幅を広げていく。どんな場所でも入ってしまう人は変なクセが強すぎて、矯正が難しくなります」
hiroさん自身の取引回数はどのくらいなのだろうか。
「今だと1日平均100~150回くらい。スプレッド対策でブレイクの手前から入ることが増えたので回数が増えましたし、順張り手法の引き出しも多いほうだと思います。押し目買いすることもありますが『バーンと下げたから値ごろ感で買い』とかではない。売り手が逃げるタイミングを狙ったりとチャートの左側を見ながら判断しています」
要所要所で自分の手法の一端を教えてくれたhiroさん。負けている人はぜひhiroさんの言葉に耳を傾けてほしい。
hiroさんのコラムは全4回となっています。
⇒hiroさん(その1)生涯収支+2.5億円の社交派トレーダー
⇒hiroさん(その2)「ひと言」で大きく変わる
⇒hiroさん(その3)「縦」への意識と前日の高安
⇒hiroさん(その4)ブレイクを取ったら風呂へ入れ
【プロフィール】
hiroさん
専業トレーダー。高校卒業後、パチプロに。2014年夏からはFXも手がける。ニコニコ生放送でのFX配信を参考にしながら研究。2016年からは5分足をメインにしたデイトレードで利益をあげる。2022年の円安相場からはFXへと軸足を移し、スキャルピングで約8000万円の利益。2024年1月までの収益は約2億5000万円。FXトレーダーのオフ会を主催するなどネットワークの中心的存在でもある。