【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】たくしあげ所長さん(その2)FX配信で学んだこと
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毎週金曜日にお届けします!!
今週先週に引き続き、たくしあげ所長さんについてです。
⇒たくしあげ所長さん(その1)生涯収支+10億円を達成
⇒たくしあげ所長さん(その2)FX配信で学んだこと
⇒たくしあげ所長さん(その3)自らも配信し飛躍へ
⇒たくしあげ所長さん(その4)配信で手法をラーニング
■FX配信でポジポジ病の発症を抑える
今では珍しくなったトレードの様子をリアルタイムに放送するFX配信だが、その始まりは2010年頃。当時からFX配信を見ていた、たくしあげ所長さんはどう活用したのだろうか。
「なにかを学ぼうというわけではありませんでした。トレード中は暇な時間も多いし、暇だとつい余計なトレードをしてしまう。ポジポジ病を抑えるためにFX配信を見始めたんです」
誰かがトレードしている様子を見たり、チャット欄で他のトレーダーと話しているだけでも気が紛れたという。
■FXリアリティショーで学ぶ
「FXは孤独な戦いです。ひとりでトレードしていると不安になったり、変な考え方に固執してしまうこともあります。でも配信を見ていると誰かがいる。仲間がいるんだとわかるだけでもメリットはあると思います」
たくしあげ所長さんは仲間を見つけるだけにとどまらず、勝つためのヒントも見つけていった。
「恋愛リアリティショーで恋愛の駆け引きを学ぶように、私もFX配信を『FXリアリティショー』として見ながら学んでいきました。以前は海外のハイレバ業者やバイナリーオプション業者での取引を配信する人も多かったですが、今も昔も変わらないのは『ギリギリのお金で命をかけてトレードする人』が多いということでした」
そうした人は総じて同じようなルートをたどって退場していったという。
「FXで負けるパターンはみんな一緒なんです。『このラインで損切りする』と言っていたのに守れなかったり、取引量を増やしすぎてしまったりして一発で大きくヤラれて退場していくんです」
■「負け方の教科書」
退場の仕方が皆同じなら、自分はそれをやらなければいい――たくしあげ所長さんが注目したのは「勝ち方」ではなく「負け方」だった。
「いろんな人の配信を見て思ったのはFXで勝つには生き残ればいい、退場しなければいいということ。人が負けていく様子をライブで見られる機会なんて普通はありません。FX配信は『なにをやったら負けるのか』をリアルタイムに学べる『負け方の教科書』だったんです」
『負け方の教科書』は損切りの遅れやレバレッジのかけすぎ、取引のしすぎなどを悲鳴とともに教えてくれた。
「たまに勝っている配信者もいましたが、そうした配信でも勝ち方や聖杯よりも負け方を見ていました。どう損切りして傷を浅くするのか、うまい負け方を知るためです。勝ち方は100人いれば100通り。配信を見ながら『私だったらここで決済するかな』とか自分に当てはめ、自分なりのベストな勝ち方を探していくのがいいと思います」
たくしあげ所長さん(その3)へ続く。
たくしあげ所長さんのコラムは全4回となっています。
⇒たくしあげ所長さん(その1)生涯収支+10億円を達成
⇒たくしあげ所長さん(その2)FX配信で学んだこと
⇒たくしあげ所長さん(その3)自らも配信し飛躍へ
⇒たくしあげ所長さん(その4)配信で手法をラーニング
【プロフィール】
たくしあげ所長さん
2007年に株式投資を開始し、FXへ。ニコニコ生放送でのFX配信をきっかけにして収支が好転。2016年に会社を退職し、専業トレーダーに。今年、生涯収支+10億円を達成した。レンジを想定したデイトレードやスキャルピングなどを得意とする。FX配信ウォッチャーとして数多くの配信者を見てきただけでなく、自身もYouTube「たくしあげch.」で不定期に配信を行なう。