【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】ラ・キリバさん(その2)守り重視のスイングトレード
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今週も先週に引き続き、ラ・キリバさんについてです。
⇒ラ・キリバさん(その1)5年で1000万円を貯めてFXを始める
⇒ラ・キリバさん(その2)守り重視のスイングトレード
⇒ラ・キリバさん(その3)ファンダ分析の裏付け「Ku-Power」
⇒ラ・キリバさん(その4)時間帯の傾向を使う
■スイングトレードが中心
2013年、資金1000万円を貯めて本格的にトレードを始めたラ・キリバさん。現在までに約5000万円以上の利益をあげている。
「トレードスタイルとしてはスイングトレードです。スキャルピングに挑戦したこともありますが、自分には向いていませんでした。正解は人によって違う。自分がやりやすく、ストレスを感じない方法を見つけるのが重要だと思います」
スイングトレードといっても相場観に応じて保有期間はかなり変わる。
「2022年であれば大きく動きそうな予感があったのでスイングで大きな値幅を狙いました」
2021年時点でラ・キリバさんはこうツイートしていた。
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■レンジ相場では保有期間を短縮する
「日ごろからエリオット波動を使うわけではないですが、このときはわかりやすい形となっていましたし、ボラティリティが低下していたので大きく動く予感もあった。そのため米ドル/円の買いを中心にまわしましたし、長いと3か月ほど保有したポジションもありました」
米ドル/円はラ・キリバさんがターゲットとした150円に到達した。
「この先は想像がつかない。大きなレンジになる予感もあり、含み益を伸ばそうとすると戻ってきてしまうことも多くなりそうだと考え、長く持たないようにスタイルを変えました」
2023年は短めのスイングトレード、あるいは長めのデイトレードで取引しているラ・キリバさんだが、取引回数はとても少ない。2月は1か月で新規が14回、決済が17回だけ。取引がゼロの日もあった。
「急いで稼ごうとは思っていません。自分がわかる相場だけを狙い、わからない相場ではノーポジション。常にトレードチャンスを伺っているわけではないですし、入れなければ仕方がないと割り切っています」
■「レバ1倍」で守りを優先する
「専業トレーダーなのだから日々稼がないといけないのでは?」とも思ってしまうが、ラ・キリバさんがそれより優先するのはリスク管理だ。
「兼業時代は多少リスクをとっても給与収入で補てんできました。でも今は資金を失ったら終わり。もう少し資産があればリスクをとれますが、自分はまだ億にも達していない。リスクを上げられません」
資産はざっくり5000万円、それに対して今年の取引量は1回50万通貨。レバレッジはほぼ1倍だ。
「同時に複数ポジションを持っても最大5倍程度。致命傷にならない量にとどめています。資産が1億5000万円を超えてくれば余裕も生まれるので10倍くらいまでレバを上げてもいいのですが......。今くらいの中途半端な資産額がいちばん難しい時期なのかもしれませんね」
ラ・キリバさん(その3)へ続く。
ラ・キリバさんのコラムは全4回となっています。
⇒ラ・キリバさん(その1)5年で1000万円を貯めてFXを始める
⇒ラ・キリバさん(その2)守り重視のスイングトレード
⇒ラ・キリバさん(その3)ファンダ分析の裏付け「Ku-Power」
⇒ラ・キリバさん(その4)時間帯の傾向を使う
【プロフィール】
ラ・キリバさん
専業トレーダー。2013年から本格的にFXを開始し、2020年に専業トレーダーへ転向。生涯収支は約5000万円のプラス。金融政策などのファンダメンタルズ分析、通貨単体の方向性を計る「Ku-Power」などによるスイングトレードやデイトレードをメインとする。現在はレバレッジを抑え、収益の安定性を目指す。