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今週から、ジャリ暴威さんについてのコラムが始まります。

⇒ジャリ暴威さん(その1)2022年トレアイ年間５位！
⇒ジャリ暴威さん(その2)｢１万円チャレンジ｣で養われた攻撃力
⇒ジャリ暴威さん(その3)｢天底｣狙いに命をかけた
⇒ジャリ暴威さん(その4)プランを決めたらレートを見るだけ

■トレードアイランド年間５位！

２万4000人以上が参加し強豪ひしめくGMOクリック証券のトレード成績公開サービス「トレードアイランド」（トレアイ）。そんな場で2022年の収益率５位に輝いたのがジャリ暴威さんだ。


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１トレードで１億円を稼ぐトレードを繰り返し、ツイッターでも話題となったジャリ暴威さん。まずは「一撃１億」がどう達成されたのか、2022年夏に始まったCFDでの天然ガス売りを振り返ってみよう。

「当時の天然ガスが高値圏にあり、同じエネルギー資源のWTI原油は春先に130ドルをつけてから下がっていました。売る直前には、ロシアが不要になった天然ガスを大量に焼却しているとのニュースも出て、素人考えですが燃やすくらいならそれほど貴重ではないだろうし、だったら新しいファンダ（ファンダメンタルズの材料）が出なければ天井だろう、と思って売りました」

■「一撃１億」を達成した天然ガス売り

ジャリ暴威さんが売ったのは８月29日。ロシアが欧州への供給を削減したことで春先から上がっていた天然ガスが、14年ぶりとなる10ドルの大台にタッチした直後だった。

「最初に1500ロットを売って、途中で戻ってきたところで1500ロット売り増したんですが、さらに上がってしまった。もう少し上がるか、高値圏で停滞したら方向感がわからなくなる。玉（ポジション量）も大きくなっていたので、そろそろ切ろうかと思う直前で運よく下がってくれた。あとはひたすら3000ロットを握っていました」

「初めての一撃１億！」とのツイートとともに決済したのは10月５日。１か月強の取引で1.1億円の利益となった。


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■「天井で売って、大底で買う」

さらに天然ガスの決済直前にはポンド/円のトレードを始めていた。

「新たに就任した首相が打ち出した減税政策をきっかけにしてポンドがクラッシュしたときですね。急落している最中、連打して買いました。900万通貨です。そのあとも下げ止まらず数分で含み損が4000万円以上になり、ここで下げ止まらなければキツイ......と思っていたところ反発してくれました」

14年ぶり高値からの反落を狙った天然ガス売りとクラッシュの最中に拾ったポンド/円、２つのトレードから見えてくるキーワードは「天底」を狙った逆張りだ。安易にマネすると大ケガしそうなトレードスタイルがどう培われたのか、ジャリ暴威さんに聞いていこう。

ジャリ暴威さん(その2)へ続く。

ジャリ暴威さんのコラムは全4回となっています。
⇒ジャリ暴威さん(その1)2022年トレアイ年間５位！
⇒ジャリ暴威さん(その2)｢１万円チャレンジ｣で養われた攻撃力
⇒ジャリ暴威さん(その3)｢天底｣狙いに命をかけた
⇒ジャリ暴威さん(その4)プランを決めたらレートを見るだけ

【プロフィール】
ジャリ暴威さん
30歳。2017年ころにFX、次いで仮想通貨のトレードを始める。2020年から500万円、約3000万円と利益を重ね、22年に3億円を稼ぐ大ブレイク。FXとコモディティ系CFDを中心に取引し、数日から１か月ほどのスイングトレードを得意とする。23年には退職し、専業トレーダーとなる予定。