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今週は、ジャリ暴威さんについて最終回です。

⇒ジャリ暴威さん(その1)2022年トレアイ年間５位！
⇒ジャリ暴威さん(その2)｢１万円チャレンジ｣で養われた攻撃力
⇒ジャリ暴威さん(その3)｢天底｣狙いに命をかけた
⇒ジャリ暴威さん(その4)プランを決めたらレートを見るだけ

■海外業者の税率がバカらしくなった

天底を探し、時間への意識を強めた結果、トレードの精度が高まり、以前からのハイレバによる運用も加わってジャリ暴威さんの利益は急激に増えていった。

「2020年に500万円、21年も8月くらいまでに3000万円くらい稼いだんですが、当時使っていたのが海外業者。最大55％の税率になります。いくら稼いでも半分税金で持っていかれると考えたら、それ以上やる意味が感じられなくなってしまった。半年ほど休んで国内業者へ移ったのが22年4月でした。JINさんが使っているし、ゴールドも取引できるのでGMOクリック証券がいいなと思い、ついでにトレアイにも登録して生まれたのがジャリ暴威です（笑）」



■天底にある銘柄を選択する

トレアイやツイッターから透けて見えるジャリ暴威さんのトレードは当初のデイトレードよりも時間軸がずっと長くなっている。ポジションを数日から数週間握ることも頻繁だ。

「当初は日足で方向を見て４時間足、１時間足、５分足に落とし込んでいくイメージでしたが、今は月足、週足も見ているのでトレードの時間軸はだんだん伸びていますね」

銘柄選びはどう考えるのだろうか。

「直近の高値・安値にいて中長期で転換しそうな銘柄を選んでいるつもりです。大きく動いた銘柄があれば誰かがツイートしてくれるので、その銘柄を分析したりもします」

ジャリ暴威さんにはポンド好きなイメージもあるが......。

「ユーロ/ポンドを見ながらポンド/円を取引するのが好きです。ユーロ/ポンドが上に行きそうなときにクロス円のポンド/円で売ったりします。市場全体の雰囲気、強弱が出やすい気がするのでクロス円を取引することも多いですね。市場の雰囲気が悪くなると円が強くなり２番目に強いのが米ドル。そうするとクロス円が下がりやすくなるので、チャート的にポンド/米ドルを売りたくてもグッとこらえてクロス円で売ったりします」

■スマホのチラ見でエントリーを判断

銘柄選択から発注まで、ジャリ暴威さんが使うのはスマホだけだ。

「９時、17時、23時などの動きやすい時間にアプリを開いてチャートをチェックするくらいです。なんならチャートを見て『こうなったら買う』というのが決まったら、あとはレートの数字しか見ません。レートを横目で見ながら『値動きが激しくなってきたな、もう17時か』みたいな」

ローソク足だけを表示させたシンプルなチャートだが、天底を追求して、時間を意識した分析を続けた結果、生まれたのがジャリ暴威さんのトレードだ。横軸である時間を意識しながらチャートを分析することが、ジャリ暴威さんに近づく第一歩、かも。

ジャリ暴威さんのコラムは全4回となっています。
⇒ジャリ暴威さん(その1)2022年トレアイ年間５位！
⇒ジャリ暴威さん(その2)｢１万円チャレンジ｣で養われた攻撃力
⇒ジャリ暴威さん(その3)｢天底｣狙いに命をかけた
⇒ジャリ暴威さん(その4)プランを決めたらレートを見るだけ

【プロフィール】
ジャリ暴威さん
30歳。2017年ころにFX、次いで仮想通貨のトレードを始める。2020年から500万円、約3000万円と利益を重ね、22年に3億円を稼ぐ大ブレイク。FXとコモディティ系CFDを中心に取引し、数日から１か月ほどのスイングトレードを得意とする。23年には退職し、専業トレーダーとなる予定。