【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】なんばさん(その2)ブレイク狙いの3類型
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、なんばさんについてです。
⇒なんばさん(その1)臨死体験と専業転向
⇒なんばさん(その2)ブレイク狙いの3類型
⇒なんばさん(その3)FX、株、仮想通貨
⇒なんばさん(その4)「子供部屋おじさん」の専業生活
■デイトレードへの転向
臨死体験をきっかけにした崖っぷちでの専業トレーダー転向から5年、なんばさんはトレードスタイルの転換を決意する。
「2017年くらいから米ドル/円の値動きが変わってきて、スキャルピングが勝ちにくくなってきた。もうスキャルでは勝てないなと思い、長くじっくり持つデイトレードへとスタイルを変えました」
新たに挑戦したデイトレードでは、どんな取引を行っていたのだろうか。
「さわるのは米ドル/円、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドルの3通貨ペア。ツイッターなどのSNSを見ていると、うまい人たちがこの3通貨ペアをいじっていることが多いので、自分もマネをしてみようと触るようになりました。クロス円はチャートは見ますがやらないですね」
■押し目買い、戻り売り、ブレイク狙い
為替市場の主役である3通貨ペアでのデイトレード。その考え方も王道だ。
『チャート至上主義』ですよね。日足や1時間足を見ながら方向性を考えて、5分足、1分足でエントリー、という感じですね。シンプルな押し目買い、戻り売りと、それにブレイクを狙って取引していきます」
なかでも、なんばさんが現在、心血を注いでいるのがブレイク狙いだ。
「ブレイク狙いは2、3年ずっと考えています。狙うのは強いサポート、レジスタンスになっているラインや、ストップのオーダーが溜まっている水準、あとはチャートパターンのポイントですね」
オーダー情報で参考にするのはオアンダジャパンの「オープンオーダー」や、外為どっとコムの「外為注文情報」、トレーダーズ・ウェブの「FXオーダー」だ。
■ブレイクアウトのどこで入るのか
「ブレイク狙いでは、3通りのエントリーが考えられます。サポートやレジスタンスをブレイクする『瞬間』を狙うのか、ブレイク『前夜』に入っておくのか、ブレイクアウトしたあとの『リターンムーブ』を待って入るのか――」
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■理想はブレイク「前夜」のイン
「で、お前はどのタイミングで入るんだという話ですが、理想はブレイク前夜。ラインで跳ね返されることもありますが、早めに入っていればブレイクできなくてもダメージが小さいし、うまい人たちはブレイク前夜で入っていることが多いと思うんですよね。たとえばココとか――」
なんばさんが例示してくれたのは英ポンド/米ドルの5分足に描かれた三角持ち合いだ。
「このチャートだと、きれいな三角持ち合いができて、ブレイクしていますよね。このとき1時間足は下落トレンドだったので、上のラインで跳ね返されたところで売っていくのが理想です。いつもそう上手く取引できるわけではないですけど(笑)」
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なんばさん(その3)へ続く。
なんばさんのコラムは全4回となっています。
⇒なんばさん(その1)臨死体験と専業転向
⇒なんばさん(その2)ブレイク狙いの3類型
⇒なんばさん(その3)FX、株、仮想通貨
⇒なんばさん(その4)「子供部屋おじさん」の専業生活
【プロフィール】
なんばさん
専業トレーダー。リーマンショック前夜にFXを始める。苦戦が続くも臨死体験をきっかけにアルバイトを退職。2013年から専業トレーダーへ転向する。逆バリのスキャルピングを中心にして2017年には2000万円の利益を稼ぐ。2018年からはデイトレードへとスタイルを転換。新たな手法を模索する。