【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】なんばさん(その1)臨死体験と専業転向
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今週から、なんばさんについてのコラムが始まります。
⇒なんばさん(その1)臨死体験と専業転向
⇒なんばさん(その2)ブレイク狙いの3類型
⇒なんばさん(その3)FX、株、仮想通貨
⇒なんばさん(その4)「子供部屋おじさん」の専業生活
■専業7年目のベテラントレーダー
兼業トレーダーから専業への転向――。その決断を後押しするのは普通、資金の増加ではないだろうか。ところが、専業7年目となる「なんば」さんの背中を押したのは「臨死体験」だった。
「オカルトっぽい話しになっちゃうんですが、病気にかかったとき、死後の世界としか思えない体験をして、『人生の有限性』を強烈な体験として感じたんです。そのとき、FXの生涯収支はマイナスだったんですが、『トレードで食っていこう』と」
FXを始めて6年目での決断だった。
「最初にFXを始めたころはMACDやスキャルピングをメインに相場の反転を狙う手法を1年くらいやっていました。そのあと、おろかにも情報商材を買って(笑)」
■元手500万、生涯収支マイナスでのスタート
情報商材に書いてあったのは、相関性の強い2つの通貨ペアで買いと売りを組み合わせ、為替変動による損益のブレを低下させ、スワップだけをかすめとる手法だった。
「書いてある通りに取引しましたが、リーマンショックで500万円ほどヤラれました。本当にバカでしたね。他人の言うことを鵜呑みにしてヤラれて、詐欺か交通事故にあったような感覚でした。この損をなんとか取り戻したいと、フリーターのままFXを続けていました」
そんなときに患わったのが、「アナフィラクトイド紫斑病」という病気だ。
「そこで臨死体験をして、年齢的にも就職が厳しくなってきて――。バイトを辞め、FX一本の生活になりました。元手は500万円ないくらい。今思えば危ない橋を渡ったなと思います」
■年間2000万円の利益!
2013年、ちょうどアベノミクスが始まった時期だ。
「役に立ったのは、いつも読んでいるブログでもらったヒント。コメント欄で手法を質問したら、『レートがビョーンと伸びて5、6秒停滞したら逆バリでいいよ』と。それを真似してスキャルピングしていました。研究なんていう大それたことはしていないですが、日々の値動きを見て、実践しながら覚えていった感じですね。アベノミクスでボラティリティもあり、勝ちやすい環境だったこともよかったんだと思います」
専業になってから年間収支がマイナスとなったのは2019年だけ。2017年には2000万円の利益を稼ぐまでになった。
「本当に運がよかったとした言いようがないですよね。自分のスキャルピングと相場が上手くハマってくれた」
順調なスタートを切ったなんばさんだが、2018年に大きな転機が訪れることになる。
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なんばさん(その2)へ続く。
なんばさんのコラムは全4回となっています。
⇒なんばさん(その1)臨死体験と専業転向
⇒なんばさん(その2)ブレイク狙いの3類型
⇒なんばさん(その3)FX、株、仮想通貨
⇒なんばさん(その4)「子供部屋おじさん」の専業生活
【プロフィール】
なんばさん
専業トレーダー。リーマンショック前夜にFXを始める。苦戦が続くも臨死体験をきっかけにアルバイトを退職。2013年から専業トレーダーへ転向する。逆バリのスキャルピングを中心にして2017年には2000万円の利益を稼ぐ。2018年からはデイトレードへとスタイルを転換。新たな手法を模索する。