【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】ジラフさん(その3)コアポジションの作り方
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、ジラフさんについてです。
⇒ジラフさん(その1)メキシコペソで稼ぐ兼業投資家
⇒ジラフさん(その2)FXコア・サテライト戦略とは
⇒ジラフさん(その3)コアポジションの作り方
⇒ジラフさん(その4)コロナショックへの対応は
■650万ペソの保有で月20万円のスワップ
メキシコペソを専門に手がけるジラフさんが行なっているのは、長期保有でスワップを稼ぐコアと、短期トレードで為替差益を狙うサテライトの2面作戦「FXコア・サテライト戦略」だ。
「不労所得となってくれるのがコアの部分。私の場合は今、650万通貨のポジションがあり、毎月20万円のスワップを稼いでくれます。コア戦略の基本は、なるべく含み損とならないよう、低いレートで買うことです」
建値(取引した値段)を抑えるのは理想だが、実際には難しい。高値づかみをしないためにはどうしたらいいのか――。
「高い建値のポジションでもコアと位置づけることは可能ですが、建値が高いほどロスカットされやすくなります。ロスカットされないために大切なことのひとつが資金管理ですし、建値が高いほど、ロスカットされないために必要な資金が多くなります」
■目安は「直近1年の平均レート」
ジラフさんのレバレッジの目安は3倍。およそ30%下がっても耐えられる計算になる。だが、これだけだと資金効率が低下してしまう。より効率的に収益を拡大させてくれるのが、サテライトだ。
「サテライトでは中長期的な利益を狙っていきますが、同時に建値の低いコアポジションを獲得するための戦略でもあります。具体的にいえば、直近1年の平均レートよりも高い建値のコアポジションはコアから外してサテライトとして扱い、為替差益を狙っていきます」
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■コア←→サテライトの入れ替え
低いレートで買えればコアとして残すし、より低いレートで買えれば建値の高いポジションはコアから外すことになる。
「これによりスワップを受け取りながらも、レートが上がればコアポジションであってもサテライトとして利確し、為替差益を獲得できるんです」
1回目で紹介した227万円を獲得したジラフさんの取引での保有期間は約6か月。スウィングトレードというには長いし、スワップ狙いというには短い期間だが、FXコア・サテライト戦略の考え方を聞けば納得がいく。
「運用を始めて最初からコアとサテライトを分けるのは難しいと思いますが、新規と決済の取引を繰り返しながら建値の低いポジションを残し、充実させていくことで『防御力』の高いコアポジション=不労所得源を作り上げることができるんです」
ジラフさん(その4)へ続く。
ジラフさんのコラムは全4回となっています。
⇒ジラフさん(その1)メキシコペソで稼ぐ兼業投資家
⇒ジラフさん(その2)FXコア・サテライト戦略とは
⇒ジラフさん(その3)コアポジションの作り方
⇒ジラフさん(その4)コロナショックへの対応は
【プロフィール】
ジラフさん
兼業投資家。株や投資信託で運用していたが2017年からFXにも着手。裁量取引で始めるものの退場。2018年9月からメキシコペソを手がけるようになり、スワップ狙いと裁量取引を組み合わせた「FXコア・サテライト戦略」でこれまで約800万円の利益を稼ぐ。ブログでは運用結果の報告を毎週行なっている。