【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】オプション職人さん(その4)BOから米国株へ
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今週は、オプション職人さんについて最終回です。
⇒オプション職人さん(その1)BOでトレアイ年間2位!
⇒オプション職人さん(その2)BO上達に必要なのは
⇒オプション職人さん(その3)「低倍、高倍」の狙い方
⇒オプション職人さん(その4)BOから米国株へ
■安定収入をめざすグローバル投資
バイナリーオプション(BO)などで6億円を超える利益をあげたオプション職人さん。そのうち、1億5000万円ほどを注ぎ込んでいるのがグローバル投資のポートフォリオだ。
「BOは入れる枚数に上限があるため、口座資金は1億円もあれば充分。残りの資金は安定した収入が見込めるものへ投じたいと考え、グローバル投資にまわしています。安定収入のためなので、第一に考えたのは、『いかに配当をもらい続けるか』。キャピタルゲインは考えていません」
浮き沈みするBOやFXの収入をグローバル投資からの安定収入で補い合おうとの算段だ。そのポートフォリオ、どんな構成なのだろうか。
「中国はまだ資本主義とは言えないですし、日本やユーロ圏は人口減少期に突入し明るい将来とはいえない。グローバルな視点で見たとき、期待値が高いのはやはり米国株です。グローバル投資なので日本株や欧州株も多少は買っていますが、60%を占めるのが米国株です」
■「25年以上連続増配」に着目
着目するのは「配当」だ。
「毎年お金がチャリンチャリンと入ってくるのは魅力ですし、暴落時には株価の下落をやわらげる『クッション』にもなってくれます。配当利回りが5%の銘柄の株価が半分になれば、配当利回りは10%に。それだけの高利回りなら、さすがに誰かが拾ってくれるからです」
表面的な配当利回りも見るが、それよりも重視するのは過去何年間、増配を続けてきたか、だ。
「アメリカには連続増配銘柄が多いんです。日本だと花王が有名ですが、それでも29年。アメリカだと65年連続増配の会社もあり、25年以上に絞っても138社あります。過去25年というとリーマンショックがあり、ITバブルとその破裂もありました。それでも増配を続けてきた会社であれば、今後の増配にも期待できますよね」
さらには配当利回りやPER、過去の業績なども眺めながら銘柄を選定し、ポートフォリオを組んでいく。
■「上がっても下がっても嬉しい」
「今も買いたいと思って株価の下落を待っている会社が30社、50社とあります。株価が上がれば資産が増えて嬉しいし、下がれば買いたい会社が安く買える。上がっても下がっても、いいというスタンスです」
BOだけでなく米国株でも着々と資産を増やすオプション職人さん。為替だけでなく、株式市場に目を向けてみるのもよさそうだ。
「会社員の人ならムリせず、月1万円でも連続増配銘柄に回して毎月積み立てていく、といったスタンスがいいと思います。FXと違って配当という楽しみがありますから」
安定して配当収入を得られそうな連続増配銘柄狙い。FXとの相性もよさそうだ。
オプション職人さんのコラムは全4回となっています。
⇒オプション職人さん(その1)BOでトレアイ年間2位!
⇒オプション職人さん(その2)BO上達に必要なのは
⇒オプション職人さん(その3)「低倍、高倍」の狙い方
⇒オプション職人さん(その4)BOから米国株へ
【プロフィール】
オプション職人さん
専業トレーダー。大学院で学んだ金融理論を活かしバイナリーオプションやFX、米国株などで資産を増やす。取引結果がトレードアイランドで公開されているGMOクリック証券のほか、複数の口座を利用し、現在の資産は5億円超。現在は築いた資産を米国の高配当株に投じる一方、ベンチャー企業への出資も。