【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】蜂屋すばるさん(その3)チャネルの信頼性を見極める
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、蜂屋すばるさんについてです。
⇒蜂屋すばるさん(その1)25歳の専業トレーダー
⇒蜂屋すばるさん(その2)凡人向けのシンプル手法
⇒蜂屋すばるさん(その3)チャネルの信頼性を見極める
⇒蜂屋すばるさん(その4)相場攻略より自分攻略
■「前回トレンド」で効いたライン
平行チャネルを利用した蜂屋さんの手法。かなめとなるのは、ラインの引き方だ。
「補助的な指標として200に設定した移動平均線を表示しています。日足の200移動平均線は世界中の人が見ていると言っていいくらいのライン。チャネルの中に200日線が含まれているほうが、チャネルが効きやすいためです」
もうひとつ、効くラインを見極めるポイントとなるのが「前回のトレンド」だ。
「前回のトレンドで効いていたラインは消さずに残しておきます。『前回は天井(レジスタンス)として機能していたラインが、今度は『床』(サポート)になる』といったように、同じラインが機能することがあるためです」
■「4時間足にはマーケットの情報が詰まっている」
蜂屋さんが見るチャートは日足と4時間足がメイン。なかでも最重要視しているのが4時間足だ。
「4時間足にはマーケットの情報が詰まっています。東京時間であれば9時から15時の6時間の半分以上が4時間のローソク足1本に詰め込まれている。そのため、4時間足に引いた平行チャネルがもっとも信頼性が高いと考えています」
専業トレーダーであれば、もっと短い足を見ながら頻繁にトレードする人もいる。
「1時間足や30分足のチャネルはブレイクされるためのライン。チャネルに何度か跳ね返されて信頼性が確認されたころにはブレイクされてしまうため、私のやり方には合わないんです」
■ファンダは予想しなくても順バリできる
蜂屋さんが狙う中長期的なトレンドには金融政策や政治などのファンダメンタルズも色濃く影響する。
「ファンダメンタルズは大切だとは思いますが、自分で予想したり分析することはありません。銀行や年金基金など大きな資金を動かす機関投資家はファンダメンタルズも加味して判断しながら取引しますよね。彼らが作り出すトレンドについていけば、結果的にファンダメンタルズにも順バリできていることになると思っています」
ファンダメンタルズの分析はその道のプロに任せ、自らは相場の流れに身を任せる発想だ。ただ、ファンダが大きな流れを生み出すと各通貨ペアが一斉に動き出す。そんなときの対処方法を次回、聞いていこう。
蜂屋すばるさん(その4)へ続く。
蜂屋すばるさんのコラムは全4回となっています。
⇒蜂屋すばるさん(その1)25歳の専業トレーダー
⇒蜂屋すばるさん(その2)凡人向けのシンプル手法
⇒蜂屋すばるさん(その3)チャネルの信頼性を見極める
⇒蜂屋すばるさん(その4)相場攻略より自分攻略
【プロフィール】
蜂屋すばるさん
専業トレーダー。20歳でFXを開始し、大学卒業とともに専業トレーダーに。平行チャネルと移動平均線をメインにしたスウィングトレードで月間300pips程度の利幅をめざす。ブログやYouTube、ツイッター、TradingView、FX会社のセミナーなどを通じて積極的に情報を発信する。