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今週も先週に引き続き、蜂屋すばるさんについてです。

⇒蜂屋すばるさん(その1)25歳の専業トレーダー
⇒蜂屋すばるさん(その2)凡人向けのシンプル手法
⇒蜂屋すばるさん(その3)チャネルの信頼性を見極める
⇒蜂屋すばるさん(その4)相場攻略より自分攻略

■「天井Ｓ、大底Ｌ」を実現する手法

凡人でも稼げる手法とはなにか。そんな視点でさまざまな手法を見比べた蜂屋さんの目に止まったのは――。

「いろいろ試しましたが、使いやすいと思ったのが『平行チャネル』でした。トレンドラインとその平行線、２本の真ん中に引いたセンターラインの３本での分析です。凡人である自分には含み損がストレスになる。天井でＳ（ショート）したいし、大底でＬ（ロング）したい。短期だとそんなに都合のいいトレードはできませんが、中長期で平行チャネルを使えばできそうだ、と」

蜂屋さんが平行チャネルを引くのは無料で使えるTradingViewのチャートだ。

「平行チャネルが上向きなら買い、下向きなら売りで入るのが原則。エントリーするのは平行チャネルが示す天井か、大底。買いであればチャネル下限でエントリーし、売りならチャネル上限エントリーし、利益確定は買い・売りともにセンターラインを目安とするのが基本です」

■エントリー、利益確定、損切りのルールは明確

ユーロ/英ポンドの日足チャートに引いた平行チャネルが下図になる。平行チャネルが上向きだから買い目線となるが、エントリーするのはチャネル下限まで落ちるのを待ってからとなる。


※クリックで拡大します

「エントリーは指値です。ただ、チャネルの位置は刻々と変わるので４時間足を見ながら指値を入れるレートも４時間ごとに変更していきます」

エントリーしたら損切り注文も必須だ。

「買いポジションの損切りはチャネル下限より下で４時間足が確定した場合、売りポジションはチャネル上限より上で４時間足が確定した場合です。それに加え、『保険』として50pips離したところに逆指値注文も置いています」

■「トレンドの継続」を前提に考える

平行チャネル手法、どのような考え方に立脚しているのだろうか。

「トレンドの継続を前提とした手法です。多くの人はトレンドの転換を気にしがちですが、その可能性を排除して考えるのが平行チャネル手法。うまくいけば凡人でも大底でＬ、天井でＳといった取引ができますし、損切りとなっても損失幅は小さくリスクリワードに優れているんです」

凡人向けに磨かれた蜂屋さんの平行チャネル手法、さらに詳しく聞いていこう。

蜂屋すばるさん(その3)へ続く。

蜂屋すばるさんのコラムは全4回となっています。
⇒蜂屋すばるさん(その1)25歳の専業トレーダー
⇒蜂屋すばるさん(その2)凡人向けのシンプル手法
⇒蜂屋すばるさん(その3)チャネルの信頼性を見極める
⇒蜂屋すばるさん(その4)相場攻略より自分攻略

【プロフィール】
蜂屋すばるさん
専業トレーダー。20歳でFXを開始し、大学卒業とともに専業トレーダーに。平行チャネルと移動平均線をメインにしたスウィングトレードで月間300pips程度の利幅をめざす。ブログやYouTube、ツイッター、TradingView、FX会社のセミナーなどを通じて積極的に情報を発信する。