【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】室伏数子さん(その1)パチスロからFX、そして仮想通貨へ
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今週から、室伏数子(むろふし・かずし)さんについてのコラムが始まります。
⇒室伏数子さん(その1)パチスロからFX、そして仮想通貨へ
⇒室伏数子さん(その2)チャートはほぼ見ない
⇒室伏数子さん(その3)トレードは4時間単位
⇒室伏数子さん(その4)板を読み解く「テープリーディング」
■「ハイエナ」から億り人に
「FXを始めたのは5年ほど前。2014年くらいでした。2016年から仮想通貨も取引するようになり、今は仮想通貨の専業です。億り人? そうですね」
と振り返るのは仮想通貨の専業トレーダーである室伏数子(むろふし・かずし)さんだ。室伏さんがFXを始めた当時は「兼業」だった。
「大学時代からパチスロで生計を立てていました。パチプロの中でも『ハイエナ』と呼ばれる、期待値の高い台だけを狙って手堅く勝つスタイルです。仲間と『今日はスカイツリーだ、明日は池袋だ』と情報を交換し、早朝から並んで台を確保するんです」
■開店待ちの行列に並びながら豪ドル指標でトレード
開店前から並んで台を確保し閉店まで打って帰宅は24時。それからデータをチェックし、翌日に向かう店舗を決めたり戦略を立てたりしてから就寝。翌朝にはまた7時に店へ向かうというハードな毎日だった。
「そんな生活だったのでどんどん痩せていって。当時から比べると今は30キロ近く太りました(笑)」
パチプロから為替や株に転向したトレーダーは多いが、室伏さんはパチプロ時代からFXに取り組んでいた。
「朝、並びながらオーストラリアの指標でトレードしたり、台の横にスマホを置いてチャートを監視したりしていましたね。当時はプライスアクション重視のブレイクアウト狙い。日足レベルの水平線を意識して、15分足から30分、1時間、4時間までの短期足がレンジになってからの水平線ブレイクを狙っていました。利益は月に20、30万円ほど。スタイルを確立してから月間のマイナスはありませんでした」
■「スランプグラフ」とFXは同じ感覚
スロットの感覚はFXでも役に立ったという。
「パチスロでは『スランプグラフ』という過去の当たりデータの履歴を示したグラフを使います。このグラフを見ながら、どの台を狙うかと戦略を立てたり、どんなときに台を移るべきかを判断していくのですが、同じ感覚でFXのチャートも分析できたんです」
10年近いパチプロ生活に途中からはFXも加えた二刀流で成功していた室伏さんだが、仮想通貨と出会ったことで針路を大きく変えていくことになる。
室伏数子さん(その2)へ続く。
室伏数子さんのコラムは全4回となっています。
⇒室伏数子さん(その1)パチスロからFX、そして仮想通貨へ
⇒室伏数子さん(その2)チャートはほぼ見ない
⇒室伏数子さん(その3)トレードは4時間単位
⇒室伏数子さん(その4)板を読み解く「テープリーディング」
【プロフィール】
室伏数子(むろふし・かずし)さん
専業トレーダー。大学時代からパチプロとなる。2014年からはFXへと、2016年からは仮想通貨へと手を伸ばし、2017年のバブル以降は仮想通貨の専業トレーダーに。プライスアクション重視だったFXとは異なり、仮想通貨では需給やマネーフローなどのデータ重視。数時間から数日程度のスウィングトレードを得意とし、億を超える資産を築く。