【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】佐々木徹さん(その1)世界レベルのトレード教育者
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今週から、佐々木徹さんについてのコラムが始まります。
⇒佐々木徹さん(その1)世界レベルのトレード教育者
⇒佐々木徹さん(その2)人と差をつける「レイヤー」
⇒佐々木徹さん(その3)COTレポートの「でっぱり」
⇒佐々木徹さん(その4)エクセルとアラートの活用法
■米国赴任中に出会ったFX
「トレード中はエクセルを開きながら、チャートでトレードポイントを探す、ということ多いですね。他人が見ていない情報をエクセルで得ることができるからです」
そう話すのは、ココスタ代表取締役でトレード教育者の佐々木徹さんだ。為替からコモディティ、仮想通貨までさまざまな市場でトレードする佐々木さんだが、入口となったのは為替だった。
「もともと繊維系の商社のサラリーマンでした。FXを始めたのはアメリカへ赴任していた2010年ころです」
FXを勉強する過程で佐々木さんが頼りにしたのは英語のFX情報だった。
「英語ではわかりやすい解説が豊富でした。チャートに文字を書き込んだりして、わかりやすく解説してくれるコンテンツがたくさんあったんです。ところが、当時はまだ日本語での情報が乏しかった。自分が知っていることなんて基本的なことだし、誰かが日本語でやってくれるだろうと思っていたのですが、誰もやらない。だったら自分がやってみようとFX動画を投稿するようになったんです」
■「神との対話」が予言していたビットコイン
米国赴任から帰国したのは2012年。このとき佐々木さんにひとつの転機が訪れる。
「帰国し、人生に迷っているときに読んだのが、アメリカでベストセラーとなっていた『神との対話』という本。納得できる部分が多かったのですが、ひとつだけ腑に落ちない章がありました。戦争や犯罪をなくすためには、お金を可視化すればいいと言うんです。お金から国境をなくし、誰でも取引を見られるようにすれば60日で戦争や犯罪がなくなるだろう、と」
そんなお金があるのだろうか――佐々木さんの疑問を氷解させてくれたのは、あるミートアップだった。
「そこで知ったのがビットコイン。『神との対話』が言っていたのは、これやったんか!と。自分も買ってみたいと思い、中国人に対面で1万円分のビットコインを売ってもらいました。レートは1BTC=3万5000円。投資目的というよりは面白さ、好奇心でした」
■「他人が見ていない情報」をいかに見つけるか
現在はビットコインも取引する佐々木さんだが、最初の一歩はOTC(相対取引)だった。2014年には会社を退職、トレードやセミナー動画からの収益で独立を果たす。
「トレードを始めてから20年、取引の対象も原油やゴールド、仮想通貨まで広がりましたし、トレード方法もずいぶん変わってきました。ただ、変わっていないこともあります。トレードで結果を出すためには、『他人が行き着いていない情報』を見つけることが大切だという思いです」
そのためのツールのひとつがエクセルだし、ひと工夫を施したチャートだ。佐々木さんがどのようにして『他人が行き着いていない情報』を発見し、利用するのか、聞いていこう。
佐々木徹さん(その2)へ続く。
佐々木徹さんのコラムは全4回となっています。
⇒佐々木徹さん(その1)世界レベルのトレード教育者
⇒佐々木徹さん(その2)人と差をつける「レイヤー」
⇒佐々木徹さん(その3)COTレポートの「でっぱり」
⇒佐々木徹さん(その4)エクセルとアラートの活用法
【プロフィール】
佐々木徹さん
トレード教育者。株式会社ココスタ代表取締役。大学卒業後、繊維系商社へ入社。アメリカへ駐在中にFXを開始。YouTubeなどへセミナー動画の投稿を行なうようになり、2014年に独立。世界最大級のオンライン学習プラットフォーム「Udemy」で日本人として始めてトップ13講師入りを果たす。現在の受講生は4000名強。トレード対象は為替、貴金属や原油などのコモディティから仮想通貨など。デイトレや長期投資も行なうが、メインとするのはスウィングトレード。