【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】502おじさん(その4)100万円を投じたZ502
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週は、502おじさんについて最終回です。
⇒502おじさん(その1)Z502トークン発行者はトレーダー
⇒502おじさん(その2)大衆とゲームメーカー
⇒502おじさん(その3)宇宙の真理と502セオリー
⇒502おじさん(その4)100万円を投じたZ502
■エイプリルフールに生まれたZ502
「たまに『株はやらないんですか』と聞かれることもありますが、株に面白みを感じないんですよね。仮想通貨だったら誰でも簡単に作れるじゃないですか」
エンジニアではない自分でも作れるなら作ってしまおう――そうやって生まれたのが「502 Bad Gateway Token」(Z502)だった。当時は「なんJ」や「VIP」など2ちゃんねるの掲示板から仮想通貨が生まれるなど、国産コインがプチバブル的な状況を起こしていた。
「僕も『淫夢コイン』を4BTC分買って溶かした。我ながら気が狂っていたと思います。ディーラーに並んでいるピカピカの新車を見ると、『淫夢コインに投じたお金で、このクルマが買えたのか』と(笑)。でも、そうやって売買している人はたくさんいても、仮想通貨を実際に作った人は少ないし、『作る側』もやってみようと思ったんです。ちょうどエイプリルフールのころでした」
■エアドロップに100万円以上のコスト
しかし、502おじさんが作成したZ502は数多の国産コインとは違う道を歩んだ。
「作ってすぐ上場させれば儲かったかもしれない。でも、今の地合いでは資金も集まらない。楽しんでもらえばいいと割り切ってエアドロップ(無償配布)しています」
冒頭で紹介したように、仮想通貨の世界で不幸な出来事が起きると502おじさんはエアドロップを行なう。100人、200人の投資家へ送ると、送金手数料も馬鹿にならない。すでに100万円以上のコストがかかっているという。さらには本格的で、茶目っ気にあふれたホームページやホワイトペーパーも用意されている。
※クリックで拡大します
■未上場なのに希望者が殺到する
「SNSのインフルエンサーがホームページのデザインや文章の執筆をやってくれた。本当に感謝しています」
Z502は取引所でビットコインや円に交換することはできない。価値はゼロだ。それにもかかわらずZ502のエアドロップがあると、個人投資家が殺到する。「いずれ上場、高騰するかも」と下心を抱く投資家もいるだろうが、502おじさんのいたずら心への共感も大きそうだ。
「今年はトレードでビットコインを増えせたし、しばらくは確実に取れそうな場面での取引に限定して、Z502のプロモーションや開発に注力したいと思います。それをやったからって1銭も儲かるわけではないんですが(笑)」
502おじさんのコラムは全4回となっています。
⇒502おじさん(その1)Z502トークン発行者はトレーダー
⇒502おじさん(その2)大衆とゲームメーカー
⇒502おじさん(その3)宇宙の真理と502セオリー
⇒502おじさん(その4)100万円を投じたZ502
【プロフィール】
502おじさん
Z502トークンこと「502 Bad Gateway
Token」の製作者。2017年7月から仮想通貨への投資を開始。アルトコインの短期売買で600万円の元手を1億円以上へと増やすが、現在は法定通貨ではなくビットコイン資産を増やすことを目標とする。独特の世界観に彩られた発言を支持する人も多い。