【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】トウキョウフォックスさん(その4)「週1・20pips」で御の字
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今週は、トウキョウフォックスさんについて最終回です。
⇒トウキョウフォックスさん(その1)世界屈指のFX会社役員から個人投資家へ
⇒トウキョウフォックスさん(その2)押し目の真の活用法
⇒トウキョウフォックスさん(その3)「バーチャート」を使う理由
⇒トウキョウフォックスさん(その4)「週1・20pips」で御の字
■トレンドの反転を確実に狙う
これまでの話をまとめると、下記のようになる。トレンドの反転を待って、確実に小さな利幅を狙っていくトレードだ。
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「ファンダメンタルズはニュースを見てはいますが、トレードは基本的にチャートだけを手がかりにしています。エントリーポイントまで来ているのに経済指標や大きなイベントを直後に控えていたら見送るか、取引ロットを落とすか。あとは、お酒を飲んだときもやらない。夕方5時半とかになると飲み始めちゃうのでチャンスを逃すことも多いですね(笑)」
■「少額・ハイレバ」は破滅への道
酔っぱらいトレードでの失敗は「FXあるある」のひとつ。つい最近までFX会社に勤務していたトウキョウフォックスさんだか、個人投資家の傾向も把握している。
「勝てない個人投資家のやり方を見ていると、少額・ハイレバ2つの問題があるように感じます。僕の場合、どんなに高くても10倍程度だし、普段は5倍以下ですが、20倍、25倍のレバレッジでパンパンに取引する人が多いんです。ハイレバになりがちなのは資金が小さいことも理由なのでしょう。5万円しか入金していないのに1万通貨で取引する人もいます」
資金5万円で1万ドルを買えばレバレッジは20倍以上。ほぼフルレバの取引になる。
「それでは逆に動いたとき、すぐに全部持っていかれてしまう。1万通貨で取引するなら最低限20万円程度の資金が必要。自分の感覚としては『200万円で10万通貨』です」
■「恣意的な口座凍結はできない」
口座選びについてはどう考えているのだろう。
「DMM.com証券は自分がいた会社ですから、使いやすいしクリーンなことはわかっています。規約に反するような取引を行わないかぎり、口座を凍結されることもありません。『この人は儲けているから』と恣意的に口座を凍結していたら金融庁の検査で必ずひっかかりますから、そんなことはできないんです」
だとすると使っているのもDMM.com証券なのだろうか。
「ただ、元従業員だと口座を作れない。そうなるとGMOクリック証券がいいのかなと思います。スプレッドの狭さはもちろん、顧客のポジション状況にあわせてレートを動かすようなことがない。レートがブレないのはすごいですね」
GMOクリック証券とDMM.com証券といえばFX業界のトップ2。かつてのライバルに対する評価は高いが、今は個人投資家の立場。FXへのスタンスもゆったりと構えている。
「トレードは『趣味の延長』くらいで取り組むのが楽しいですよね。『負けたら飯が食えない......!』みたいな生活をかけた取引はたいてい失敗しますから」
トウキョウフォックスさんのコラムは全4回となっています。
⇒トウキョウフォックスさん(その1)世界屈指のFX会社役員から個人投資家へ
⇒トウキョウフォックスさん(その2)押し目の真の活用法
⇒トウキョウフォックスさん(その3)「バーチャート」を使う理由
⇒トウキョウフォックスさん(その4)「週1・20pips」で御の字
【プロフィール】
トウキョウフォックスさん
外為ブローカーやオプションブローカー、証券会社、外資系銀行、個人投資家などを経て、大手FX会社の立ち上げに参画。業界トップクラスへと育てあげる。2018年に退職し個人投資家へ復帰。2003年に刊行した著書『TFブレイクアウト』ではトレンドフォローのブレイクアウト手法をわかりやすく解説し、今も人気を博す。2冊めとなる書籍も執筆中。