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今週も先週に引き続き、ジュンさんについてです。

⇒ジュンさん(その1)億トレのFX放送
⇒ジュンさん(その2)２pips狙いのスキャルピング
⇒ジュンさん(その3)｢準備｣はできているか？
⇒ジュンさん(その4)バイナリーオプション、仮想通貨へ

■大きく動いた米ドル／円で逆バリ

FX放送をきっかけにして成功を収め億トレーダーとなったジュンさん。現在の手法も放送で学んだものだった。

「メインとしているのは逆バリのスキャルピングです。米ドル／円が経済指標の発表もないのに突然、10pips、15pipsと大きく動くことがあります。そのときは勢いが止まったなと思った瞬間に逆バリでエントリーします」

いつ値動きが反転するのか、見極めが最大のポイントだ。

「判断の材料としているのはローソク足の伸び縮みです。勢いが強いときはローソク足の実体が伸びていく。伸びる勢いが強ければまだエントリーせず、勢いが弱まり、『最後のひと伸び』が終わったらエントリーです」

■ローソク足の伸縮だけが判断材料

ローソク足の形で言えば、実体の伸びが止まってヒゲに変わる瞬間だ。

「でも、ヒゲは見ていません。チャートは長い期間が見られるよう縮小しているので、ヒゲが見えないんです。方向性を予想するトレードではなく、プライスアクションを見ながら数秒、数十秒で決済するスキャルピングなので、ヒゲは関係ありません。判断基準はローソク足の伸び縮みだけ。ローソク足を見ながらエントリーして、利益確定は１、２pips程度です」

逆バリとなるため、もしも思惑通りに反転しなかった場合、打撃も大きい。欠かせないのは早めの損切りだ。

「エントリーが早すぎたと思ったら即損切り。それと同時に安全のため、エントリーと同時に６pips離れたところにストップが入るように設定しています。損切りしたら、再びチャートを注視して次に入れるタイミングを待ちます」


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■チャートを見るなら「１分足」がオススメの理由

プライスアクションを重視したジュンさんのスキャルピング、簡単に真似できるものではなさそう。上達するためのコツはあるのだろうか。

「１分足を見ることですね。止まったチャートではなく、リアルタイムに動いているチャートを見ないと、値動きのクセや傾向はわからない。見ているのが５分足だと５分に１本しかローソク足が描かれないため、見飽きてしまいます。１分足ならば次々にローソク足が描かれるので、飽きずにチャートを見ていられますよね」

仕事のある人ならばチャートを監視する時間を決めるのもよさそうだ。

「９時55分の仲値や日本株市場のオープンとクローズ、欧州勢の参入する夕方など、値動きにクセの出やすい時間があります。毎日、特定の時間を監視していると、同じ時間に同じ傾向が出ることもある。そうしたクセや傾向を知っていると、トレードしやすくなります」

ジュンさんのような億トレをめざすなら、まずは１分足チャートで値動きのクセを観察してみよう。

ジュンさん(その3)へ続く。

ジュンさんのコラムは全4回となっています。
⇒ジュンさん(その1)億トレのFX放送
⇒ジュンさん(その2)２pips狙いのスキャルピング
⇒ジュンさん(その3)｢準備｣はできているか？
⇒ジュンさん(その4)バイナリーオプション、仮想通貨へ

【プロフィール】
ジュンさん
専業トレーダー。2007年にFXを開始。勝てない時代に「FXトレードの常識」とされることを自身で検証しながら、トレードルールを確立させる。2014年に専業トレーダーとなり、16年には億超えを達成。取引スタイルはスキャルピングがメイン。バイナリーオプションやビットコインの取引も行なう。平日10時からニコニコ生放送でトレード配信を放送中。