【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】マナさん(その3)どのフィアットで取引が多いか
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今週も先週に引き続き、マナさんについてです。
⇒マナさん(その1)わずか2か月で億へ!
⇒マナさん(その2)分裂問題で資産は乱高下
⇒マナさん(その3)どのフィアットで取引が多いか
⇒マナさん(その4)仮想通貨向きの人とは
■キリのいい節目で天井をつけやすい
ボラティリティの大きさたるや、為替市場とは比べ物にならない仮想通貨市場。マナさんはこの荒波をどう乗りこなしているのだろうか。
「意識するのはキリのいい節目。ビットコインなら50万円や4000ドルといった区切りの価格です。こうした価格の直前や少し手前では短期的な天井になりやすいため、節目を達成したり、節目の手前で反転したときは目先の天井となる可能性を考慮し、ポートフォリオの入れ替えを考えます」
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■対円、対ドル、対人民元、どの通貨で節目を見るか
ただ、ビットコインは円や米ドル、人民元などさまざまなフィアット(法定通貨、fiat)との通貨ペアで取引される。対円ではキリのいい節目でも、対ドルでは半端な数字となる。どの通貨で節目を見ればいいのだろうか。
「多く取引されている通貨で節目を見るのがいいと思います。ビットコインなら対ドルと対円。それはアルトコインでも同じで、NEM(XEM)だったら日本での取引が多いので円建てですし、Zcash(ZEC)はアメリカ人が好きなので米ドル建ての節目を意識しています」
あるコインがどのフィアットでよく取引されているか――それを把握するために、マナさんが利用しているウェブサイトが『CryptoCurrency
Market Capitalizations』だ。ここでは、さまざまなコインの価格や時価総額、どの取引所で多く取引されているかといった情報が閲覧できる。仮想通貨投資家なら誰もが利用する定番だ。
「このサイトを見ると1000種類以上もの仮想通貨が掲載されています。しかし、そのうち現実世界で使われているのはビットコインだけといっていいでしょう。それ以外の仮想通貨は一夜にして価値がゼロになるリスクがつきまとい、その代わりに1か月で10倍、20倍になる可能性もある。それがアルトコインの世界です」
■注目高まるICOの「トークン」
最近ではコインだけでなく、「トークン」も注目されている。企業などが仮想通貨の仕組みを利用して行なう資金調達=「ICO」によって発行されるのがトークンだ。
「私も『OmiseGo』(OMG)や『MobileGo』(MGO)、『InsureX』(IXT)などのトークンを持っています。ICOに参加して買うこともありますし、取引所で買うこともあります」
ICOで発行されたトークンは、すべてが市場で売買されるとはかぎらない。世界はICOブーム。日々、どこかでICOが行なわれているから、未上場のまま終わるトークンも多い。ICOに参加してトークンを手に入れても上場されなければ、換金できず塩漬けになってしまう。
「9月から中国がICO規制へと動き出しましたが、他国でも規制をかけようとする動きが強まると考えています。取引所へ上場できるトークンも絞られてくるでしょう」
マナさん(その4)へ続く。
マナさんのコラムは全4回となっています。
⇒マナさん(その1)わずか2か月で億へ!
⇒マナさん(その2)分裂問題で資産は乱高下
⇒マナさん(その3)どのフィアットで取引が多いか
⇒マナさん(その4)仮想通貨向きの人とは
【プロフィール】
マナさん(Twitter)
自営業のかたわら仮想通貨へ投資する。株やFXなどの投資商品は一切未経験だったが2017年3月に仮想通貨への投資を開始。アルトコインを中心としたポートフォリオで2か月後には一時、億の大台へ達するもリップルが急落。資産も大台を割るが、8月に億を回復。ブログ「貯金1000万を仮想通貨に換えた男のブログ」では運用成績のほか、注目する仮想通貨やICOの情報などが初心者でもわかりやすく掲載されている。