【FX突撃取材!】12月8日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2021年12月8日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■12月8日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
オミクロン株に関して毒性が弱いとの見方から警戒感が後退しているほか、中国の預金準備率引き下げ(市中銀行の手元資金が増えるので金融緩和効果がある)が材料視されリスクオフの巻き戻しとなっている。モメンタムの改善で過敏にヘッジされていたリスクアセットが戻しており、クロス円が底打ちしたほか、リスク許容度に敏感な豪ドル/円などは大きく反発している。ただ、今週末10日(金)の米消費者物価指数を皮切りに来週16日(木)はFOMC(米連邦公開市場委員会)、BOE(英中央銀行)、ECB(欧州中央銀行)と各国中央銀行の重要イベントを控えているだけに大きくポジションは傾けにくく、神経質な展開が続くだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
FRBボードメンバーの発言からはインフレリスク対応するため、早期にテーパリングを終了させ、利上げサイクルに向かう姿勢が感じられる。一方、ECBは緩和継続という選択肢もあり、慎重姿勢を強調してくる可能性があるほか、BOEも利上げ開始が来年に延期される可能性が高い。今のところは方向性が明確なため、来週16日(木)のFOMC、BOE、ECBまでは米英欧の金融政策の違いを追いかける形でユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルの戻りを売っていくオペレーションを考えている。また、中国が預金準備率引き下げて金融緩和に舵を切ったことは中国が最大の輸出国である豪州とってはポジティブとなる。豪ドルも底堅い展開を予想したい。
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