【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】のぶろうさん(その4)海外FX業者を見極めるポイントは
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今週は、のぶろうさんについて最終回です。
⇒のぶろうさん(その1)AB論争と自動売買
⇒のぶろうさん(その2)優位性はEAの選定方法
⇒のぶろうさん(その3)「Ku-Chart」での裁量取引
⇒のぶろうさん(その4)海外FX業者を見極めるポイントは
■自動売買で利用するFX口座は
自動売買を入り口にしてFXを始めて、裁量取引も加えて資産を増やし、現在は再び自動売買を中心に運用するのぶろうさん。メタトレーダー4を使った自動売買では、国内外を問わず「業者選び」にこだわる人も多い。
「僕も以前は海外業者を使っていましたが、今は日本のFX会社、オアンダジャパンを使っています。不満がないわけではないですが、この環境で稼げているし出金拒否のリスクもないですし」
一部の海外FX業者では、出金拒否や取引の取り消し、不利な約定などが発生する。
「日本の会社だと、注文の執行方式やライセンスの有無などはあまり気にしないですが、海外業者だとそうもいかない。『500万円儲かったけど出金できませんでした』ってシャレにならないじゃないですか。そのリスクを考えたら『あの人が使ってるから大丈夫だろう』というレベルで資金を突っ込んではいけないと思います」
■海外FX業者を見極めるポイント
のぶろうさん自身、海外FX業者を利用する際には細心の注意を払い、「業者リスク」を見極めていた。
「最初に見るべきは、業者のホームページの『フッター』。いちばん下の部分です。まともに運営するつもりがあれば金融当局から取得したライセンスの番号が住所、連絡先とともに記載してあるはずです。ライセンスを取得していない業者は論外です」
SNSでよく見かける日本人に人気の会社でも、ライセンスの記載がないところがある。よく確認しておこう。
■カモられやすい日本人
「あとは『ボーナス』の有無。海外では『入金額の50%をボーナスとして付与』といった法外なキャンペーンを行なう業者がありますが、多額のボーナスを出している会社ほど、利用者をカモろうとする傾向があります」
カモとして狙われやすいのが日本人。チャットや電話などでの日本語サポートを行なう会社もあり、便利に思うかもしれないが、むしろ危険信号だ。
「日本人は不利な執行方式のシステムへと飛ばす業者もあるくらいなので、基本、日本人向けのサポートがある業者は使いません」
そもそも日本に居住する日本人向けにFX取引を提供するには、日本の金融庁への登録が必要。それを持たずに営業するのは違法だ。
■FPAやMQL5、海外のクチコミ情報も参考に
「次に確認するのは、海外のクチコミ情報です。『FPA』(Forex Peace Army、FX業者のクチコミ評価サイト)や『MQL5』(メタトレーダーの開発元であるメタクオーツ社が運営するコミュニティサイト)を見て、過去に出金拒否やレート改ざんなどの問題を起こしていないか、調べていきます。クチコミがすべて正しいわけではないですが、目を通しておいて損がないことは間違いないので」
ただ、海外FXについて豊富な知識を持つのぶろうさんでも現在、使っているのは日本の業者。それだけ海外FX会社はリスクが高いし、利用には慎重な検討が必要だ。
「いくら調べてもリスクはゼロにならないし、今の環境での成績に不満もないので。そもそも、べつにトレードがそんなに好きじゃないし、最近は就職に前向きです。専業トレーダーへのあこがれもないですし、専業だと外に出るのは週2、3回。引きこもるだけなので、給料は安くていいので働いてもいいかなぁ、みたいな」
マイペースなのぶろうさんだけど、自動売買や海外FXへの知識はたしか。判断に迷うことがあれば、のぶろうさんのブログを参考にしてみよう。
のぶろうさんのコラムは全4回となっています。
⇒のぶろうさん(その1)AB論争と自動売買
⇒のぶろうさん(その2)優位性はEAの選定方法
⇒のぶろうさん(その3)「Ku-Chart」での裁量取引
⇒のぶろうさん(その4)海外FX業者を見極めるポイントは
【プロフィール】
のぶろうさん
専業投資家。大学院卒業後、社会人1年目の2013年、元手30万円でFXを始める。2年間の運用で手応えを感じ、会社を退職し専業トレーダーに。複数の自動売買プログラムを組み合わせた運用を中心に、スキャルピングなどの裁量取引も行なう。現在のメイン口座は国内だが、海外FX業者についても精通する。