【FX突撃取材!】5月8日(月曜日)■竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
竹内のりひろさんは、元外銀チーフディーラーとして、20年間相場に携わってきた経験を生かした独自の相場展望を持ち、欧州事情にも精通しています。
有料メルマガ&掲示板【SmartLogicFX】も好評で、最近頻繁に金融系のメディアに出演されています。
そんな竹内のりひろさんに週初の戦略も聞きたいっ!と言うことでお願いしました。
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それでは、2023年5月8日8時時点に竹内のりひろさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■5月8日(月)■竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、全ての通貨が上昇とドルが全面安の展開で週を終えた。FOMCでは25bpの利上げが決定されたが、皮肉なことにその約2時間後、米地銀の身売り話が浮上。一気に市場のセンチメントは悪化した。米雇用統計では総じてドルはやや持ち直したものの、米ドル/円も週間では値を下げて取引を終えている。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
今週は米国で4月のCPIの発表が予定されている。CPIの発表が雇用統計を超えてお祭り化した昨年8月以降、9回の結果を振り返ると、上振れ⇒3回、下振れ⇒5回、中立⇒1回だった。ディスインフレ(インフレの鎮静化)が始まっている以上、下振れ5回は想定内。ただ、このところ結果は予想値に収れんする傾向があり、発表後の値動きも鈍ってきた。予断を持たず、発表結果をみてから動いても遅くはないだろう。米地銀の破たんに端を発する混乱は一難去ってまた一難の様相を呈しており、収束に向かう気配はない。MMFなど高金利の預け先は複数あり、信用度が低下した地銀からの預金流出は続くだろう。米ドル/円の反発局面は慎重に売りとみる。今週は米ドル/円で132.50~136.50円、ユーロ/米ドルで1.0900~1.1150ドル、ユーロ/円で147.00~151.00円とみている。
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<米ドル/円 日足チャート>
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