【FX突撃取材!】3月6日(月曜日)■竹内典弘氏の現在の相場観とFXトレード戦略
竹内典弘さんは、西原宏一さんの有料メルマガ『トレード戦略指令』の共同執筆者で、最近頻繁に金融系のメディアに出演されています。
既に西原宏一さんには、毎週水曜日と金曜日に電話取材させて頂いていますが、週初の戦略も聞きたいっ!と言うことで竹内典弘さんにお願いしました。
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それでは、2017年3月6日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■3月6日(月)■竹内典弘氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
目先の変動要因が出つくしているため、今週は週半ばまで調整相場となりそうだ。
先週注目されていた豪ドルだが、3月1日(水)に発表された豪GDPが予想を上回ったものの、米金利の上昇が影響したのか豪ドルの上昇は限定的となった。豪ドル/米ドルで0.7699ドル付近までしか伸びず、その後は売りが優勢となり、チャートの形状的にも上がりづらくなってしまった。また、年末までの長期的な目線で見ても、現在1.5%の豪政策金利は、年内に3回の利上げが予想されている米国の政策金利と並ぶことになり、豪ドルは高金利通貨というポジションが剥落してしまう。豪ドルは米国との金利差縮小を織り込む形で、中長期的に軟調な展開が予想される。
続いてユーロだが、フランス政局は落ち着きを取り戻し、次に注目されるのが9日(木)のECB理事会。2日(木)に発表されたユーロ圏CPIは、ECBの目標値であった2%に達した。これにより、理事会において、現行-0.4%の預金ファシリティ金利の継続に異論が出るのは避けられないだろう。政策金利は据え置きの予想だが、理事会後のドラギECB総裁の記者会見が変動要因となりそうだ。
そして今週は、10日(金)に米雇用統計の発表が予定されているが、あまり材料視されないだろう。先週は、FRB高官や地区連銀総裁によるタカ派な発言が相次ぎ、マーケットでは15日(水)の利上げを織り込む動きとなっている。イエレンFRB議長は、雇用の伸びが7.5万~12.5万人であれば問題ないと発言しているが、雇用統計はブレの大きい経済指標で、仮に5万人増でも来週の利上げには影響はないだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で112.50~115.50円、ユーロ/米ドルで1.0500~1.0750ドル、豪ドル/米ドルで0.7400~0.7650ドルを予想している。
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<米ドル/円 日足チャート>
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<ユーロ/米ドル 日足チャート>
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<豪ドル/米ドル 日足チャート>
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