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今週も先週に引き続き、野田さんについてです。

⇒野田さん(その1)50代スキャルパー、FX歴2年で1500万円
⇒野田さん(その2)3つの勉強ツール
⇒野田さん(その3)3つの手法と絞り込み
⇒野田さん(その4)2年3か月で利益目標を達成

■1億円稼げる職業は?

50代でFXを始めた野田さん。少し遅いスタートだったが、始めるきっかけとなったのは子供のひと言だった。

「高校野球をしていた長男があるとき『大学へ行きたい、1億円稼げるような仕事に就きたい』と言い出したんです。1億円が稼げる仕事は何があるだろうかと調べるとトレーダーが出てきた。次に、トレーダーはどんな人たちだろうかとYouTubeで調べたら『平井さん』が出てきたんです」

平井さんとは、この連載にも以前登場した億トレの平井聡士さんだ。

「YouTubeを配信するトレーダーは大勢いましたが、いいことばかりを言う人がほとんどでウソっぽく見えた。そんな中、平井さんだけはもがき苦しむ様子も配信していたのが、リアルに感じられたんです。子どものために見ていたはずの動画ですが、いつの間にか自分の中に『FXを勉強したい』という思いがメラメラと燃えてきたんです」

■平井聡士さんに教わったスキャル

ちょうどコロナ禍が広がり始めたころで時間の余裕があったことも不幸中の幸いだった。

「FXへの気持ちを抑えきれず平井さんにお願いして教わるようになったんです。平井さんから学んだことはすべての文字に起こし、要点をノートにまとめました」

そう言って野田さんはノートを見せてくれた。丁寧な文字で要点がわかりやすくまとめられたノートはもう10冊目になるという。


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■勉強ツールは「チャート転記、ノート、動画」

「もともと取引先との商談も細かくノートに記録する習慣があったので、その延長です。ノートは今も書き続けていますし、当時は自分の取引をチャートに転記することもしていました」

買いで勝ったらエントリーポイントに「L○」、売りで負けたら「S×」といったように1分足チャートに書き込む作業だ。

「そうすることで『負けるときはこの形が多い』といった気づきがあります。それとともに取引時間のチャートはすべて録画し、『あのポイントはこう取引すべきだったかな』と反省があれば見返しました」

チャートの録画は平井さんも行なっていたこと。師匠の教えを忠実に守りながら野田さんはFXへの1歩目を踏み出した。

野田さん(その3)へ続く。

⇒野田さん(その1)50代スキャルパー、FX歴2年で1500万円
⇒野田さん(その2)3つの勉強ツール
⇒野田さん(その3)3つの手法と絞り込み
⇒野田さん(その4)2年3か月で利益目標を達成

【プロフィール】
野田さん
2004年ころ、株のデイトレードに挑戦するも200万円を失い撤退。2020年6月、YouTubeで知った平井聡士さんから学び、会社経営のかたわらFXスキャルピングを始める。日々の値動きを動画で記録、ノートに要点を書き留める、チャートにエントリーポイントをプロットするなど日々の研鑽を続けて今年8月までに1500万円の利益を稼ぐ。