【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】ザッキーさん(その4)集大成となった2022年
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今週は、ザッキーさんについて最終回です。
⇒ザッキーさん(その1)7年目で億へ到達!
⇒ザッキーさん(その2)退職早々の思わぬ挫折
⇒ザッキーさん(その3)「答え」はSNSに落ちている
⇒ザッキーさん(その4)集大成となった2022年
■水平線を意識した順張り手法
SNSで公開されていた順張り勢の取引履歴も参考にしながら、ザッキーさんなりの順張り手法を突き詰めていった。
「直近の高値・安値や『ゼロゼロ』(128円ちょうどなどの大台)、50銭ちょうどなどの節目レートを意識して、そのブレイクで数pipsを狙っていく順張りです」
重要レートから10銭程度手前にアラートを設定し、ブレイクを待ち構える。
「水平線の手前で入れば利幅は大きくなりますが、ブレイクに失敗する可能性も高まるので勝率は低くなる。ブレイク直前に入れば利幅は小さいですが勝率は高くなる。僕の場合は、ギリギリ手前で入ることが多いです」
水平線の前後にはさまざまなオーダーが集中する。ブレイクに期待する人だけでなく、利食おうとして待ち構えるオーダーも多いため、ブレイクせずに反転することも少なくない。
「勝率は50%程度だと思います。今年(2022年)3、4月のドル円なら『○年ぶり』の高値を更新し続けて上がっていったので、目安となるサポートやレジスタンスが何もない状態。そんなときは大台の節目をブレイクしやすいし、レンジ相場のときは慎重に見ないといけない。前後の相場状況を加味しながら判断しています」
利益確定はどう考えるのだろうか。
「正直、雰囲気ですね。ブレイクを狙っての順張りなので『吹っ飛ぶ』ということを意識して、ブレイクしたなという動きを感じたら決済しますし、なるべく傷を負いたくないのでブレイクできなければ即損切りです」
ザッキーさんがこのやり方に確信を持つに至ったのは、ある出会いがきっかけだった。
「億トレのジュンさんと話す機会があり、『答え合わせ』をさせてもらえた。自分の手法に確信が持てるようになり、収支にも大きなはずみがつきました」
さまざまな手法を追求してきたザッキーさん。その集大成となったのが、2022年3月に始まった円安相場だった。
■1日2時間睡眠で稼ぎまくった円安相場
「普段だと朝8時にトレードを始めて、昼過ぎから欧州市場が始まるまで仮眠し、夜はロンドンフィックスの24時を見てから就寝、というのが通常です。ただ、3,4月は相場が動いていたので東京市場やロンドンフィックス後もトレードし、睡眠時間は1日2、3時間程度になってしまった、高熱が出たり睾丸がはれたりもしましたが、収益は飛躍的に増えました」
3月は707万円、4月は1240万円とそれまでをはるかに上回る利益となった。
「これだけ稼げている現実があるので今がんばるしかないし、今までやってきたことがやっと輝き始めた。今はFXが面白くてしょうがないんです」
■ポイ活トレーダーから真の専業トレーダーへ
ザッキーさんのツイッターは「ザッキー@ポイ活にわか投資」とある。実際にポイ活(日々の生活でポイントを貯める活動)も行なっているが、それだけでなくFXへの想いも込められている。
「退職して定期収入がゼロになりポイ活で1円、2円でもノーリスクで稼げるならやっておきたかったですし、『自分の収益なんてトップレベルの人と比べたらポイ活程度』という気持ちもありました」
「ポイ活程度」と自虐していたFXだが、累計利益は1億円を超えた。
「これでやっと『ザッキー@ポイ活専業トレーダー』と名乗ってもいいですかね」
ザッキーさんのコラムは全4回となっています。
⇒ザッキーさん(その1)7年目で億へ到達!
⇒ザッキーさん(その2)退職早々の思わぬ挫折
⇒ザッキーさん(その3)「答え」はSNSに落ちている
⇒ザッキーさん(その4)集大成となった2022年
【プロフィール】
ザッキーさん
専業トレーダー。2016年にFXを開始。翌年に100万円の利益をあげて、'18年には見切り発車で会社を退職する。FXだけでなくバイナリーオプションも取引し2022年2月に累積利益1億円を突破。数分で決済する「分スキャ」を得意とする。専業トレーダーの思考や手法などについて記したブログ「ザッキー@ポイ活にわか投資の苦悩の日々」も好評。