【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】ザッキーさん(その2)退職早々の思わぬ挫折
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、ザッキーさんについてです。
⇒ザッキーさん(その1)7年目で億へ到達!
⇒ザッキーさん(その2)退職早々の思わぬ挫折
⇒ザッキーさん(その3)「答え」はSNSに落ちている
⇒ザッキーさん(その4)集大成となった2022年
■開始1年目、100万円を失う
ためためさんが提唱する「帯」を勉強すること1年、ザッキーさんは100万円を元手に実口座でのトレードへと乗り出した。
「実際に動いているチャートで取引するとメンタルがまるで違いました。5万通貨でトレードして負けたら次は10万通貨で取引してみたり......。意味がわからない。熱くなってポジポジ病にかかっていたんでしょうね。FXがわかったつもりになっていましたが、何もわかっていませんでした」
さらに100万円を追加入金したものの、半分ほどを失ってしまう。思うようにいかないFXに悩んだが、先輩トレーダーとの出会いが新たな取引スタイルを見つけるヒントとなった。
■「秒スキャ」に感じた衝撃
「僕よりも先にためためさんの手法を学び勝っていたHAGEさんと知り合い、一緒に勉強会する機会に恵まれたんです。当時のHAGEさんの取引スタイルが秒単位のスキャルピング。秒スキャ?!と衝撃を受けました。これこそ自分が求めていた取引スタイルだ、と」
もともとの知識に加えて、秒スキャという新たな取引スタイルを学んだザッキーさんは2年目にして始めて勝ち始めた。
「秒スキャでも最初から勝てたわけではありません。きっかけとなったのは、パチンコのときと同じ、常識をくつがえす発想です。普通なら流動性のある時間帯に取引しますが、それでは勝てない。だったら流動性が薄い時間帯に取引すれば勝てるのでは――。そうやって特定の時間の値動きの傾向など、さまざまな仮説を立てて検証していきました」
検証して有効だった要素を抽出し、取引ルールをより絞っていくことで光明を見出していった。
「2017年は100万円の利益になり、この方法でいいんだと確信を得たことで会社を退職しました。すでに結婚して子どももいましたから、家族は不安でいっぱいだったと思います。稼げなくても家族が路頭に迷わないよう2年分の生活費として500万円を、トレード資金として300万円を用意し、『この300万円がゼロになったらFXはあきらめよう』と」
■「口座凍結」で稼ぐ手段を奪われた
秒スキャを武器に専業トレーダーとしてのスタートを切ったザッキーさんだが、思わぬ展開が待ち受けていた。
「当時は値動きが小さく、スキャルピングには厳しい環境だと言われていました。100万円の利益はそんな中で絞って絞って絞り出した利益です。ところが、勝てるようになると一部のFX会社から口座を凍結されてしまったんです」
副業としてのFXなら凍結されても本業の収入がある。しかし、日銭を稼がないといけないのが専業トレーダー。ザッキーさんは思い切って、投資先を転換することになる。
ザッキーさん(その3)へ続く。
ザッキーさんのコラムは全4回となっています。
⇒ザッキーさん(その1)7年目で億へ到達!
⇒ザッキーさん(その2)退職早々の思わぬ挫折
⇒ザッキーさん(その3)「答え」はSNSに落ちている
⇒ザッキーさん(その4)集大成となった2022年
【プロフィール】
ザッキーさん
専業トレーダー。2016年にFXを開始。翌年に100万円の利益をあげて、'18年には見切り発車で会社を退職する。FXだけでなくバイナリーオプションも取引し2022年2月に累積利益1億円を突破。数分で決済する「分スキャ」を得意とする。専業トレーダーの思考や手法などについて記したブログ「ザッキー@ポイ活にわか投資の苦悩の日々」も好評。