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今週も先週に引き続き、エンハルさんについてです。

⇒エンハルさん(その1)ポジションサイジングがすべて！
⇒エンハルさん(その2)一目均衡表は基準線と遅行線で充分
⇒エンハルさん(その3)年60％増のコピートレード
⇒エンハルさん(その4)凡人でも億トレになれる

■「感情で取引するから負ける」

FXチーム「エンハル」の結成メンバーは２人。前回紹介したストロング隊長さんと、エンジェルはるすけさんだ。ともに数千万円を稼ぐ猛者だが、取引スタイルはまったく異なる。今回はエンジェルさんの話を聞いてみよう。

「投資の入り口は外貨預金でした。スプレッドが２円の時代だったので、為替差益を抜こうにも動かないと儲からない。細かい値動きは気にせず貯蓄感覚だったのですが、そこで知ったのがFX。こんなにスプレッドが狭いんだったら誰でも勝てるでしょう、と思ってはじめました」

エンジェルさんがFXを始めたのは2006年。スプレッドは１銭以上の広さだったが、それでも外貨預金よりは格段に低コストだった。

「手数料が安いからといって頻繁に売り買いしたら負けてしまった。貯蓄のつもりなのに減ってしまうのは困るので、それからは書籍や情報商材を買いまくって勉強しました。そこで思ったのは『感情まかせで取引すると負ける』ということ。感情を排してシステマチックに取引すべきだと思い、さまざまな手法を検証した結果、選んだのが一目均衡表でした」

■大相場狙いのスウィングトレード

勉強のために読んだ本の中に、一目均衡表の生みの親である一目山人が著した１冊３万円、５巻で完結する書籍も含まれていた。

「一目山人の本でも週足分析の効果が強調されているのですが、僕が見るのも週足がメイン。週足に従ったトレードなので細かな値動きは取れませんが、500pips、1000pipsと動くような大相場を確実に取っていく感じです」

年に数回、いずれかの通貨ペアで訪れる大相場を逃さず取っていくのがエンジェルさんの取引スタイルだ。

■基準線と遅行線が示唆したBTC高騰

「分析に使うのはもちろん一目均衡表です。ただ、一目で有名な三役好転・三役逆転はそれほど意識していません。原著でもこだわっていない印象でしたし、『数あるシグナルのひとつ』といった程度。私の場合は基準線と遅行線が分析の中心です」

基準線は過去26本のローソク足の高値・安値の中間値で引いたライン、遅行線は終値を25本、左にずらしただけのシンプルなラインだ。

「自分でも検証しましたが、この２本は不思議と効果がある。さまざまな通貨ペアで取引していますが最近だとビットコインでも基準線、遅行線が上昇を示唆していたため、上昇トレンドに乗って利益が取れました」


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短期トレードを得意とするストロング隊長さんとは対象的に、エンジェルはるすけさんの取引スタイルは中長期のスウィングトレードだ。そんな２人がチームを結成した理由はどこにあったのだろうか。

エンハルさん(その3)へ続く。

エンハルさんのコラムは全4回となっています。
⇒エンハルさん(その1)ポジションサイジングがすべて！
⇒エンハルさん(その2)一目均衡表は基準線と遅行線で充分
⇒エンハルさん(その3)年60％増のコピートレード
⇒エンハルさん(その4)凡人でも億トレになれる

【プロフィール】
エンハルさん
ストロング隊長さんと、エンジェルはるすけさんの２人の兼業トレーダーで２年前に結成したFXチーム。ストロング隊長さんが行なうデイトレード、エンジェルはるすけさんが選定したEAによる自動売買、有名トレーダーであるバカラ村さんのメルマガによる３本柱で資金を運用する。今年からデータアナリストも加え、運用手法の拡大をめざす。ブログに掲載されるバカラ村メルマガの成績検証も好評。