【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】Akiさん(その3)いちばん信頼するのはIMM
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、Akiさんについてです。
⇒Akiさん(その1)1億円の損切りが話題に
⇒Akiさん(その2)トレードの「土台」を築く
⇒Akiさん(その3)いちばん信頼するのはIMM
⇒Akiさん(その4)取材中に1000万円!
■市場参加者の心理面を読み取る
米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、4つの対円通貨ペアをメインに手がけるAkiさん。なかでもポンドは得意とする通貨のひとつだ。値幅の大きいポンドをどう取り扱うのか。
「やっていることは本当にシンプルです。安いところで買う・高いところで売る、それに尽きます。今が高いのか、安いのか、もっと言えば、市場参加者が高いと思うのか、安いと思うかと、心理面を読み取って、大多数の人が高いと思うだろうところで売り、大多数が安いと思うだろうところで買いです」
心理はAkiさんのトレードで重要なコンセプトのひとつだ。
「トレンドがどうやって出来上がるか?勝っている人、うまい人は心理面から説明することが多いんです。『この抵抗線を上抜けたら苦しんだ売り手の損切りや強制ロスカット、買い方の利益確定で、『早抜け競争』的な上昇が始まるだろう』と考えたりするんです。市場参加者の心理を想像する材料がチャートであり、IMMポジションです」
■長期足の位置からエントリーを限定する
「チャートで重視するのは日足です。たとえば、この場面では――」
そう言って示したのが英ポンド/円の日足チャートだ。
「あきらかに上昇トレンドですが、急角度で上がっていますよね。あきらかに高値圏にいますから、ここから買っていくのは怖い。短期のスキャルピングであっても、売りでしか入りません。日足だけで判断が難しい時は週足、月足を見ることもあります」
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■IMMと週足で長期的な天底を探る
次に確認するのが、IMMのポジション状況だ。
「僕がいちばん信頼しているのはIMM。買いや売りの過去の極限値とチャートを見比べて、週足で天底を見極めていきます。2016年10月もショートがブレグジット後最大にたまっていました」
週足に切り替えても、国民投票直後の安値を割り込んでいた。
「IMMのポジションは反発のエネルギー。たまればたまるほど反発が大きくなります。売りポジションの増え方を見ると、下で売って苦しんでいる人が多いし、踏み上げで大きく上昇する可能性が高いことがわかります」
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IMMを見る時、基準はあるのだろうか。
「大切なのは過去との比較。今後ポンドが売られたとしても、ブレグジットが決まった直後ほど売られることは考えづらい。そう考えて、『ブレグジット後最大の売り越し枚数の80%』を売られ過ぎの極限と考えて、買い目線へと転換します」
ただし、ファンダメンタルズ面で新たな材料が出れば基準は変わる。
「ブレグジット交渉がまとまらず、合意なき離脱となった場合には『ブレグジット後最大の売り越し枚数の120%程度』まで売られるかもしれません。いずれにせよ、IMMは数字単体で見るのではなく過去と比較することで有効に活用できます」
■移動平均線からの乖離幅がエントリーのヒント
ただ、IMMポジションの発表は週に一度だけ。大局的な方向感を予想するのに適していても、エントリーのタイミングまでは教えてくれない。
「売り手の利益確定が始まれば踏み上げ相場が始まる可能性が高い。では、どこで売り手が利益確定するか、目安となるのは移動平均線からの乖離幅です。英ポンド/円なら、25日移動平均線から6円ほど離れると反発することが多いんです。『移動平均線から5、6円離れたところでエントリーし、移動平均線へと戻っていく過程で1、2円幅の利益を狙う』といったトレードをよく行なっています」
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Akiさん(その4)へ続く。
Akiさんのコラムは全4回となっています。
⇒Akiさん(その1)1億円の損切りが話題に
⇒Akiさん(その2)トレードの「土台」を築く
⇒Akiさん(その3)いちばん信頼するのはIMM
⇒Akiさん(その4)取材中に1000万円!
【プロフィール】
Akiさん
FX歴10年。日本トップクラスのカリスマ家庭教師として活躍する一方、FXでは2018年1月から10月だけで4億円を超える収益をあげる。今年から本格的に運用を始めたツイッターではトレード履歴を頻繁に公開し、億を超える損切りや利益確定で一躍話題のトレーダーに。5~10pips程度を狙っていくスキャルピングと、移動平均線やIMMポジションを利用したスウィングトレードを得意とする。