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今週も先週に引き続き、ポインさんについてです。

⇒ポインさん(その1)｢貧者に与えられた最後の武器｣とは
⇒ポインさん(その2)XRPが人生を変えた
⇒ポインさん(その3)円建てではなくビットコイン建て
⇒ポインさん(その4)最強の投資ツール

■ビットコイン以上に値上がりしたアルトコイン

仮想通貨元年とも呼ばれた2017年。仮想通貨をガチホ（長期保有）し、億を超える資産を築いた人が続出した。

「2017年の１年だけでビットコインは10万円から高値230万円へと23倍も値上がりしましたし、主要なアルトコインの値上がりはそれ以上でした。イーサリアム（ETH）は91倍、ネム（NEM）は295倍、モナコイン（MONA）に至っては433倍です。僕が年始に買っていたのはリップルも393倍の値上がりでした」


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■「100倍」の期待が仮想通貨の醍醐味

背景にあったのは仮想通貨市場への急速な資金流入だ。

「ビットコインの高騰をきっかけに日本円や米ドル、韓国ウォンなどのフィアット（法定通貨）が一斉になだれ込んできました。その資金は仮想通貨の基軸であるビットコインにも向かいましたが、より多くの資金が向かったのはまだ値上がり幅の小さい主要アルトコインだったんです」

ここにこそ仮想通貨投資の醍醐味がある――とポインさんは強調する。

「為替であれば、『持っているだけで資産が10倍、20倍になる』というのは体験できないと思います。株式投資なら、よほどの成長株を先に仕込んでおけばあり得る話だとは思いますが、それを見極めるのは非常に難しいですよね。でも、仮想通貨では決して珍しくない話なんです」

■「保有する仮想通貨の量をいかに増やすか」が目的

しかし、今年に入ってビットコイン価格は急落し、その他の仮想通貨も軒並み値下がりしている。2017年の熱狂は終わったようにも見えるが――。

「今後すぐに2017年のような暴騰が起きるかどうかはわかりません。でも、今、強く思うのは『資産を日本円だけで持っていて大丈夫なのだろうか？』ということ。長期化する金融緩和や超低金利、それに少子高齢化や生産年齢人口の減少などを考えると、円だけで資産を持つことに対して不安があります」

それに対して、仮想通貨は今すぐとは言わないまでも長期的に見れば社会に根づいていく可能性がある。

「そうなるのであれば円だけで資産を持つよりも、仮想通貨で資産を持っておきたいですよね。円の価値は相対的に目減りし、反対に仮想通貨の価値が高まるでしょうから。僕のまわりでも資産を『円建て』ではなく『ビットコイン建て』で考える人が増えています。そんな人がめざすのは円資産を増やすのではなく、保有するビットコインの量を増やすことなんです」

ポインさん(その4)へ続く。

ポインさんのコラムは全4回となっています。
⇒ポインさん(その1)｢貧者に与えられた最後の武器｣とは
⇒ポインさん(その2)XRPが人生を変えた
⇒ポインさん(その3)円建てではなくビットコイン建て
⇒ポインさん(その4)最強の投資ツール

【プロフィール】
ポインさん
仮想通貨投資家/ブロガー。会社を休職中に始めた仮想通貨への投資で成功。会社を退職する。現在は「ハイパーニート」を自称し、温泉三昧の日々を送りながら仮想通貨の普及のため、オフ会の開催やメディアへの出演などを積極的に行なう。６月に発売された著書『億り人ハイパーニートポインの 仮想通貨１年生の教科書』が発売即重版のベストセラーに。