【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】逆億り人ライダーさん(その3)逆億り人の生まれた日
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今週も先週に引き続き、逆億り人ライダーさんについてです。
⇒逆億り人ライダーさん(その1)仮想通貨の天国と地獄
⇒逆億り人ライダーさん(その2)3000万円のロスカット
⇒逆億り人ライダーさん(その3)逆億り人の生まれた日
⇒逆億り人ライダーさん(その4)やっぱりウォーレン?!
■3億円を超える含み益とロスカットの危機
最後の大勝負と200枚のロングを全力で仕掛けた逆億り人ライダーさん。その目論見は的中、ビットコインは昨年、2017年12月に117万円から230万円へと駆け上がっていく。
「ピーク時には含み益が3億円を超えました。でも、税金のことがあったので年内に決済したくはなかったんです。年末でもあり税金のことはめっちゃ考えていました」
当時のビットコイン相場は今以上に乱高下が激しかった。12月半ばには現物価格から大きく乖離して上昇、293万円の高値をつけた6日後には一転して130万円の急落。165万円の安値をつけた。
「長い下ヒゲをつけた日ですよね。あの日には含み益が2.6億円減りました。『ヤバい、ヤバい、このままじゃロスカットされちゃう!』って冷や汗をかきました......」
■1億円超の利益確定から2週間後に悲劇が...
ロスカット寸前の際どい下ヒゲを乗り切り、無事に年をまたぐことに成功したライダーさんは正月早々、170万円台で決済する。
「1億数千万円の利益になりました。即座に税金分は抜きました」
仮想通貨市場の大波に乗り切れないでいたライダーさんが初めて乗りこなしたビッグウェーブだった。
「ひとまず税金を気にしなくてよくなったので、それから2週間ほどはデイトレードに集中し1500万円ほどの利益が出ていました。ところが、『寝ロング』(ロングポジションを持ったまま寝ること)したポジションがある朝、損切りに。売れば上がってまた損切りを迫られ、最後はロングを持っていたところで大暴落です......」
2018年1月16日、ビットコインは168万円から100万円割れ寸前まで暴落した。きっかけは中国政府による規制強化のニュース、それにビットフライヤーが新たな手数料制度の詳細を発表したことだった。
「ロングポジションは強制ロスカットされました。損失?あの1日だけで9912万円です」
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■「数字が増えていくのが楽しい」
約1億円のロスカット――。この日、ライダーさんはハンドルネームを「逆億り人ライダー」へと変更した。
「もちろんショックでしたし1週間ほど、トレードを休みました。でも、生活資金がなくなったわけではないし仕事をクビになったわけでもない。正直、お金が動いている感覚がないんですよね。数字のゲームに近い。トレードしている瞬間が楽しいし、数字が増えていくのを見るのが楽しい。楽しくなくなったら、トレードをやめるだけですよね」
逆億り人ライダーさん(その4)へ続く。
逆億り人ライダーさんのコラムは全4回となっています。
⇒逆億り人ライダーさん(その1)仮想通貨の天国と地獄
⇒逆億り人ライダーさん(その2)3000万円のロスカット
⇒逆億り人ライダーさん(その3)逆億り人の生まれた日
⇒逆億り人ライダーさん(その4)やっぱりウォーレン?!
【プロフィール】
逆億り人ライダーさん
会社員。2017年3月にリップルを購入。直後から暴騰するも上昇波動に乗り切れずに終わる。ライトニングFXでのレバレッジ取引では年初に1億3000万円の利益確定する一方、2度の巨額損失を経験。仮想通貨の酸いも甘いも経験し、鋼のメンタルを養う。現在は短期トレードのほかアルトコインの中長期トレードでも利益をあげる。