【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】けいたさん(その3)利確は「身に余る」とき
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、けいたさんについてです。
⇒けいたさん(その1)FXは「仕方なく取引する」
⇒けいたさん(その2)「鷲津MA」でのスキャル
⇒けいたさん(その3)利確は「身に余る」とき
⇒けいたさん(その4)兼業向けの2ちゃんねる
■200MAタッチの反発でエントリー
288に設定した移動平均線、通称「鷲津MA」をスマホ用にアレンジして利用しているけいたさん。5分足チャートに表示した2本の移動平均線がトレードの基本となる。
「イメージとしては200移動平均線にタッチするまではじっと我慢し、タッチしたら反発を狙ってエントリー。決済は75移動平均線を目安に、という感じです。スキャルピングがメインなので、たいてい5分以内には決済しています」
200と75の移動平均線がトレードの基本となるが、決済については移動平均線にこだわらず柔軟だ。
「利益確定ではテクニカルにあまり頼らず、『身に余る儲けだな』と感じたときに決済しています。それに『仕方なく取引する』スタンスなので、眠くなってきたときもムリをせず決済ですね」
では、損切りのタイミングは。
「ひとつの基準は直近の高値や安値ですし、5分足や1分足の値動きが活発ではなく『やる気がなさそうだな』と感じたときも欲張らず決済します」
■トランプ以降、影響力が増すファンダ分析
ファンダメンタルズ分析はどの程度意識しているのだろうか。
「以前はテクニカル重視でしたが、最近ではトランプ大統領のツイートに顕著なように相場操縦にも思える要人発言が目立ちます。また、通信社の速報で相場が動くことも多い。そのため、以前よりもファンダメンタルズの比率を高めて、テクニカルとファンダメンタルズを5割ずつくらいの比重で考えています」
兼業トレーダーであるけいたさんだから、ファンダメンタルズをじっくり分析する時間はない。手際よく情報を収集できる情報源はないか――。そこでけいたさんが利用するのが意外なウェブサイトだ。
■ファンダメンタルズの情報源は「2ちゃん」
「2ちゃんねるです。FXの書き込みが集まっている板が『市況2』この板には通貨ペア別のスレッドがあるので参考にしています」
けいたさんがファンダメンタルズの情報源として頼りにする2ちゃんねるの「市況2」にあるスレッド。何が魅力なのだろう。
「個人投資家、まして兼業トレーダーは為替市場では情報弱者です。しかも最近はチェックしておきたい媒体が多様化しています」
ブルームバーグやロイターなどの通信社、ツイッター、為替の速報ニュース、経済指標――。すべての媒体をリアルタイムに追いかけていると、いくら時間があっても足りない。
「時間のかぎられた兼業トレーダーがすべての情報をチェックしながらトレードするのは不可能ですが、さまざまな情報が1か所に集約されているのが2ちゃんねるなんです」
けいたさん(その4)へ続く。
けいたさんのコラムは全4回となっています。
⇒けいたさん(その1)FXは「仕方なく取引する」
⇒けいたさん(その2)「鷲津MA」でのスキャル
⇒けいたさん(その3)利確は「身に余る」とき
⇒けいたさん(その4)兼業向けの2ちゃんねる
【プロフィール】
けいたさん
会社員として働きながらFXに取り組む兼業トレーダー。大学生時代にFXを始めるも思うように儲からず、一度は相場から離れるが、2016年から再開。現在は仕事後に行なう移動平均線を利用した短期取引が主体。月間20万円から80万円程度を稼ぐ。