【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】fanactalさん(その4)歩くこと、話すこと
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今週は、fanactalさん(通称faさん 以下文中表記同左)について最終回です。
⇒fanactalさん(その1)ブログ開設から2カ月でNo.1へ
⇒fanactalさん(その2)時を告げる移動平均線
⇒fanactalさん(その3)抜かせて戻して反発して
⇒fanactalさん(その4)歩くこと、話すこと
■faさんの1日の過ごし方は
会社を退職、FXのトレードが生活の基盤となっているfaさん。でも、専業トレーダーという言葉からイメージする生活とは違う。どんな1日を送っているのか、聞いてみよう。
「朝は6時に起きるようにしています。以前は夜行性だったのですが、先日までヨーロッパへ旅行していたので時差ボケを利用して早めに起きるようになりました」
起きたらまずチェックするのはチャート。ただ、そこには朝が苦手な夜行性らしい工夫が凝らされている。
「目覚めたらすぐチャートを見られるようにWindowsのタスクスケジューラをセットしてあるので、起きたらメタトレーダー4(MT4)が起動済みです。6時(冬時間は7時)に確定したばかりの日足と4時間足を確認したら、朝食やシャワーを済ませ、着替えます。部屋着のままでいると、だらだらしてしまいそうなので」
■トレードよりもインプット時間が優先
午前中は人に会ったり読書したり、インプットのために使う時間だ。
「FXに転向してから去年の大統領選あたりまでは東京時間からNY時間まで1日中チャートを見ていました。寝る時間以外はほぼトレードのみ、遊びに行くのは欧米の祝日と週末くらいでしたが、最近はずっと家にいることにも飽きてきて。将来の自分に必要なインプットの時間を先に確保してから、残りの時間でトレードしています」
最近のfaさんが大切にしているのが「話すこと」だ。
「誰かとランチやお茶したり、つまり、しゃべる時間を増やしています。ただ、さすがに平日の白昼に相手をしてくれる人はなかなかいませんよね(笑)」
■ローソク足の確定待ちは歩いて過ごす
本格的にトレードを始めるのは午後、欧州市場が始まる直前から。3枚のモニターと1台のノートパソコンが並んだトレードルームで着席するのだが......。
「よく立ち歩いています。歩行距離と年収は相関関係があるらしいので――というのは半分冗談ですが、考えごとをするときは歩いているほうが、頭がまとまりやすいんです。ステーブ・ジョブズさんもよく歩きながら考えていたそうです。基本的にローソク足は確定してから判断するので、確定するまでの間、家の中をウロウロしたり、15分足の確定待ちなら少し時間があるので近所をお散歩してきたり」
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■「専業が上」なんて思わない
午後からNY時間の午前中まではトレード時間だけど、ずっとチャートに終日張り付いているわけではない。専業トレーダーのイメージとはだいぶ違う生活だ。
「じつは『専業トレーダー』という言葉があまり好きではないんです。週足のような長い足でエントリーして、時間のあるときにさくっとスキャルする――私が次に取り入れたいと思っているのは、兼業の人がやっているようなスタイル。SNSでは『専業は兼業より上』なんて雰囲気もありますが、兼業の人のスタイルをめざしている私には、むしろ逆なんです。まだ自転車の乗り方を覚えた子どものようなものなので......」
FXと適度な距離感を保っているところがfaさんらしさなのかも。
「私のようなテクニカルのトレードは自分のルールにしたがって淡々と注文を執行するだけ。時間がくれば飽きると思うんです。3年前からトレードに没頭し、時間も費やしてきましたが、他に打ち込みたいものが見つかったら、生活の中でのトレードの比率はきっと減っていくと思います」
乗り方を覚えた自転車でどこへ向かうのか、faさんの今後にも注目を。
fanactalさんのコラムは全4回となっています。
⇒fanactalさん(その1)ブログ開設から2カ月でNo.1へ
⇒fanactalさん(その2)時を告げる移動平均線
⇒fanactalさん(その3)抜かせて戻して反発して
⇒fanactalさん(その4)歩くこと、話すこと
【プロフィール】
fanactalさん
個人投資家。通称「fa」さん。会社員時代の2011年に株式投資を開始。2015年8月のチャイナショック後から株と並行してFXを開始。現在は会社を退職しFXのトレードと株の配当を収入源とする。2017年3月に始めたブログは丁寧かつこまやかな解説が好評でランキング1位を獲得した。