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その志摩力男さんから、毎週火曜日に最新の相場観と戦略を聞ける事になりました。※取材は電話にて実施
毎週・火曜日の昼過ぎから夕方までの間に羊飼いのFXブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、 2016年5月31日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。

■□■5月31日(火)■志摩力男氏の現在の為替相場と戦略


■現在の為替相場の状況■

先週金曜日の講演でイエレンFRB議長ははっきりと利上げを明言し、6月または7月の利上げが濃厚となった。さらに、日本では消費増税延期がほぼ決定。これを受け、株価がポジティブに反応するとの見方が3分の1。一方、残り3分の2は、主に海外からはヘリコプターマネーではないかとの見方も出ているようだ(※ヘリコプターからお金をばらまくように、中央銀行や政府が現金をばらまくような対策のこと)。つまり、日本は財政赤字を返す気がないと思われている。そして、先週開催された伊勢志摩サミットにおいて、安倍首相は世界経済がリーマンショック級の景気後退に陥る可能性があると発言。一部で失笑を買ったこの発言からも、日本は財政赤字を返済する意思がないと判断された模様。これらを背景に、格付け機関による日本の格下げが間もなく行われることが予想される。格下げとなると、邦銀の海外活動はかなり制限されることになるだろう。

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■現在の戦略■

先週までは、強い円安基調でも米ドル/円の上昇に自信が持てずにいたが、米国の利上げ観測と日本の不安定な財政状況という強い材料が2つ揃ったことで、分かりやすい円安の展開となった。テクニカル的にも、米ドル/円は一目均衡表の雲を抜けて、115円方向へ上昇する可能性が濃厚となってきた。
また、イギリスのEU脱退の可能性がほぼなくなり、EU残留を前提とした英ポンド買いにも注目。6月23日(木)には、EU脱退の是非を問う国民投票が予定されているが、その前から英ポンドの買い戻しの動きが出てきそうだ。ユーロ/英ポンドでは、年初の0.73ポンド、さらに0.70ポンド方向までユーロ売り・英ポンド買いが進展する可能性もある。英ポンド/円は、円安の流れも後押しして、170円を目標に上昇するのではないかと見ている。


<米ドル/円 日足チャート>

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<ユーロ/英ポンド 日足チャート>

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