【FX突撃取材!】1月16日(月曜日)■竹内典弘氏の現在の相場観とFXトレード戦略
竹内典弘さんは、西原宏一さんの有料メルマガ『トレード戦略指令』の共同執筆者で、最近頻繁に金融系のメディアに出演されています。
既に西原宏一さんには、毎週水曜日と金曜日に電話取材させて頂いていますが、週初の戦略も聞きたいっ!と言うことで竹内典弘さんにお願いしました。
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それでは、2017年1月16日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■1月16日(月)■竹内典弘さんの現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
今週は、20日(金)のトランプ次期大統領の就任式と、19日(木)のECB理事会の2大イベントに大きな注目が集まる。
まず20日(金)の就任式では、マーケットの関心は中国を為替操作国に認定するかどうかにあったが、週末のウォールストリート・ジャーナル電子版で、トランプ氏は就任式当日に中国の為替操作国認定を見送ると伝えられた。また、就任以降も中国の為替操作国認定はハードルが高いと考えている。米財務省は為替操作国認定にあたり、200億ドル超の巨額な対米貿易赤字、GDP比3%超の経常黒字、GDP比2%超の持続的な為替介入という3つの評価軸を用意している。しかし、実際に中国が抵触しているのは1番目だけで、感情的な側面で中国を為替操作国に認定するというのは難しい。仮に認定したとしても、中国を巨大生産地としている、ナイキやアップルといった株価が急落し、米国株全体を押し下げることになる。よほど米中の貿易摩擦が激化しない限り、中国の為替操作国認定の可能性は低いだろう。
次に、19日(木)に開かれるECB理事会だが、政策金利は据え置かれるというのがコンセンサスで、会合後のドラギECB総裁の記者会見が焦点となる。ECBは、2016年12月に資産買入れプログラムの減額と延長を発表した。南欧諸国が足を引っ張っているものの、消費者物価指数などユーロ圏の経済指標は堅調。特に欧州でいち早くマイナス金利を導入したスウェーデンはテーパリングの動きに出ているようで、スウェーデンクローナは対米ドルで5%以上急伸している。ドラギECB総裁の会見では、テーパリングに関する質問が相次ぐことが予想され、その返答に注目したい。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
今週の米ドル/円は、20日(金)の就任式までは方向感が出づらく、113~118円のレンジを想定している。
ユーロに関しても、19日(木)のECB理事会までは静かな展開となりそうだ。ユーロ/米ドルの想定レンジは1.05~1.08ドル。
そして、今朝下に窓をあけて寄り付いた英ポンドだが、ハードブレグジット懸念により上値は重い。英ポンド/米ドルは、1.22ドルを回復するのも難しいと考えている。
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<米ドル/円 日足チャート>
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<英ポンド/米ドル 日足チャート>
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