【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】サイレンススズカさん(その2)起きたら4400万円のロスカット

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今週は先週に引き続き、サイレンススズカさんについてです。
⇒サイレンススズカさん(その1)関税相場で1億円の乱高下
⇒サイレンススズカさん(その2)起きたら4400万円のロスカット
■起きたときにはロスカットされていた
2025年3月、株価が崩れていくなか、米国株指数のロングポジションを持ち越していたサイレンススズカさん。「トランプの発言ひとつで戻すだろう」との思惑だ。
しかし、トランプ大統領は市場の混乱に拍車をかける。4月2日に発表された相互関税は予想外の高税率となり、米中の報復合戦が開始。市場の恐怖がピークに達した4月7日の朝、株式市場は大きな下窓を開けて始まった。
「4月7日朝、起きたときにはロスカットされました。4400万円の損失です」
■生活費をつぎ込んで落ちるナイフをつかむ
3月の損切りと合わせると約8700万円の損失だ。ただ、ここからサイレンススズカさんは尋常ではない行動をみせる。
「ロスカットされて最初に思ったのは『買わねば!』ということ。当面の生活費である普通預金をおろして入金し、CFD口座に残った資金と合わせて300枚の買いポジションを建て直しました。ノーポジションのままでは反発についていけないからです」
それにしても生活費となる資金まで投入するのは、相当な覚悟だが......。
「もちろん家族には無断です(笑)。それでも急いで買ったのは私の中でルールがあるためです。以前にも話したことがある『墓場のダンサー作戦』ですね」
■「墓場のダンサー作戦」とは
サイレンススズカさんの「墓場のダンサー作戦」とは下記の条件を満たしたとき、米国株指数をロングする逆張り手法だ。
①VIX指数が25を超えている
②VIX指数先物が「バックワーデーション」(期近の銘柄価格>期先の銘柄価格)
※クリックで拡大します
「この2条件を満たしているとき、私は株価指数ロングのポジションを持っていないわけにはいかないんです。『なにがなんでも買う』と決めています。今まで失敗したこともない。今回も行けるだろうと」
S&P500のCFD300枚は約2億円分のポジションとなる。
「レバレッジにすれば3倍程度だったと思います。ヒゲや下窓で狩られるおそれがあるため、証拠金を多めに積んでいました」
次回、詳しく聞いていこう。
サイレンススズカさん(その3)へ続く。
サイレンススズカさんのコラムは全4回となっています。
⇒サイレンススズカさん(その1)関税相場で1億円の乱高下
⇒サイレンススズカさん(その2)起きたら4400万円のロスカット
⇒サイレンススズカさん(その3)6/6(金)公開予定!
⇒サイレンススズカさん(その4)6/13(金)公開予定!
【プロフィール】
サイレンススズカ(@SILENCE_SZK8)さん
専業トレーダー。2017年に退職し、専業トレーダーに。生涯利益は約2.5億円。日米の株価指数やVIX指数などのCFD、米ドル/円などのFXが主な取引対象としたスイングトレードを得意とする。CFDの解説動画やライブ配信などが見られるYouTubeチャンネルもある。