【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】不屈のリラ侍さん(その2)エリオットでトレード
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、不屈のリラ侍さんについてです。
⇒不屈のリラ侍さん(その1)徹頭徹尾トルコ売り!
⇒不屈のリラ侍さん(その2)エリオットでトレード
⇒不屈のリラ侍さん(その3)1取引550万円の利益に
⇒不屈のリラ侍さん(その4)トルコリラの長期ターゲットは
■失敗を減らすことが勝ちにつながる
4万円を150万円へと増やすことに成功した不屈のリラ侍さん。新たな武器として何を得たのだろうか。
「エリオット波動です。そもそもはフィボナッチを頻繁に使っていたんです。リトレースメントで押し目を測り、エクスパンションでターゲットを探る、というように。これが今だに基礎となっているんですが、フィボナッチを調べているとエリオットがセットで出てくる。それがきっかけですね」
相場は5波の推進波と3波の修正波から構成されるとするエリオット波動。神秘的であり、奥深い分析手法だが、「アート」、「あと付け」とされることもあり、決して素人向けではない。
※クリックで拡大します
「僕も最初は探り探りでしたし、カウントを間違えて大怪我することもありました。カウントを間違えると真逆を向いたトレードになってしまうんでね。ただ、常に正解を求めるのではなくて『失敗を減らすことが成功につながる』というのが僕の考え。『何が正解なのか』はわからなくても、『何をすると失敗するか』は明確にわかる。失敗を減らせば、自然と勝ちにつながるんですよね」
■きれいな波動を描くトルコリラ
2度の退場の原因は安易な逆張りにあった。エリオット波動という武器を手にした不屈のリラ侍さんは順張りに徹するようになる。トルコリラ/円の売りにこだわるのも、それが理由だ。
「月足レベルで下方向のエリオット波動をわかりやすく描いているからです。ほかにもっときれいにカウントできる通貨ペアがあれば、それをやります。でも今、いちばんわかりやすいのがトルコリラ/円の下落トレンドなんです」
※クリックで拡大します
■トルコリラ/円は5波の開始へ?
トルコリラ/円は2018年8月のトルコショックでもっとも強烈な波動となる3波を終了。それから調整の4波が始まり、現在は5波へと移行した可能性がある、という。
「今は『4波が終わり、5波が始まったのではないか』という仮定でトレードしています。5波が始まっているなら、少なくとも3波安値の15.50円は割ってくる――そんなシナリオです」
徹底的に下目線だが、決してひとつのシナリオに固執するわけではない。
「初心者がやりがちな失敗を『コツコツドカン』と言いますよね。コツコツ勝って貯めた利益をドカンと負けて失ってしまう。僕がめざすのは『逆コツコツドカン』。コツコツ負けてドカンと勝つんです。『頭と尻尾はくれてやれ』という相場格言がありますが、僕は『頭』から取りにいく、というイメージです
■「逆コツコツドカン」で転換を狙う
頭とはトレンドの転換点。転換点でエントリーできれば利幅は大きくなるが、ダマされるリスクも高まる。
「『これで4波が終わりだろう』と頭を狙ってエントリーすれば失敗も増えますが、『高値を更新すれば4波の終わりではない』と別のシナリオも持っているので、すぐに損切りできる。そうやって反転を伺いながらコツコツ負けて最後にドカンと取り返すんです」
※クリックで拡大します
不屈のリラ侍さん(その3)へ続く。
不屈のリラ侍さんのコラムは全4回となっています。
⇒不屈のリラ侍さん(その1)徹頭徹尾トルコ売り!
⇒不屈のリラ侍さん(その2)エリオットでトレード
⇒不屈のリラ侍さん(その3)1取引550万円の利益に
⇒不屈のリラ侍さん(その4)トルコリラの長期ターゲットは
【プロフィール】
不屈のリラ侍さん
自営業のかたわらスウィングトレードを行なう。1998年に株式投資を開始し一時は600万円程度まで増やすもリーマンショックで退場。FXへと転向するがアベノミクス円安で逆張りし再び退場する。その後、エリオット波動分析をもとに方向の明確な通貨ペアに特化するスタイルへと転換して開眼。近年はトルコリラ/円の売りにほぼ特化する。