【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】MOONトレーダーさん(その2)優位性を獲得する指標
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、MOONトレーダーさんについてです。
⇒MOONトレーダーさん(その1)指標スキャルから億り人へ
⇒MOONトレーダーさん(その2)優位性を獲得する指標
⇒MOONトレーダーさん(その3)乖離率とLS比率
⇒MOONトレーダーさん(その4)売り圧力払拭で再び100万円も
■初心者が多い市場だから優位性を得やすい
株や為替の経験も豊富なMOONトレーダーさんだが、近年力を入れていたのはビットコインを始めとする仮想通貨。バブルが崩壊した今も、それは変わらない。
「昨年11月の暴落で退場した人も多かったのでしょう。昨年、一昨年と比べて難易度が上がっているとは感じますが、それでもまだ優位性は得やすい市場です。FXなら誰もがチェックするレベルの数字も見ないでトレードしているような初心者が多いためです」
為替市場に参加するのは銀行やファンドが主体だし、個人投資家でも経験豊富な人が多い。もちろん初心者もいるが、その比率は圧倒的に小さい。そんな市場でライバルたちに対して優位性を獲得するのは簡単じゃない。それに比べて仮想通貨は発展途上の市場。機関投資家はほぼ皆無だし、初級トレーダーの比率が高い。少し努力するだけで優位性を獲得しやすい市場だ。
■「乖離率だけでもトレードできる」
「僕らが見ている指標のひとつが『乖離率』。ビットフライヤーではビットコインの現物とFX(証拠金取引)、2種類の取引方法がありますが、両者の価格比が乖離率です」
多くの人が将来的に「ビットコインは上がる!」と思っているような先高感が強い時期には現物よりもFX価格が高くなり乖離率も高まる。反対に弱気ムードの時には乖離率が低まり、マイナスとなることもある。
「価格が上昇し乖離率も高まっていれば天井も近いと考えられショートのチャンスですし、反対に下落局面で乖離率が下がってくれば反転する時期も近い。極端に言えばこの乖離率だけを見てトレードできるくらいです」
乖離率はビットフライヤーの証拠金取引口座に表示されるし、現物と証拠金取引価格の2つから自分で計算してもいい。
※クリックで拡大します
■大口送金やステーブルコインの大量発行もシグナル
「もちろん乖離率だけが絶対の指標ではありません。テザー(米ドルと価値が連動するように設計されたステーブルコイン)が大量に発行されるとビットコインは上がりやすくなる傾向があるため、その発行量は注目ですし、ビットコインを大量に保有する大口ウォレットの動向もヒントのひとつとなります」
大量のビットコインが取引所へ送金されれば、「市場で売るための準備では」と推測できるし、将来的に売り圧力が高まる可能性は高い。こうした推測ができるのは、取引がガラス張りとなっているビットコインならでは、だ。
「そうした指標を組み合わせて判断していくだけでも、優位性を高められます」
MOONトレーダーさん(その3)へ続く。
MOONトレーダーさんのコラムは全4回となっています。
⇒MOONトレーダーさん(その1)指標スキャルから億り人へ
⇒MOONトレーダーさん(その2)優位性を獲得する指標
⇒MOONトレーダーさん(その3)乖離率とLS比率
⇒MOONトレーダーさん(その4)売り圧力払拭で再び100万円も
【プロフィール】
MOONトレーダーさん
専業投資家。証券マンやプライベートバンカーを経験した後、独立。IPO株やFXなどで資産を増やし、'16年からビットコインへの投資を開始。海外取引所の値動きを先行指標にしたスキャルピングなどで、ビットフライヤーの売買高ランキングで1位を獲得したことも。現在の資産は億をゆうに超える。