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今週も先週に引き続き、edindinさんについてです。

⇒edindinさん(その1)｢草コイン｣の世界
⇒edindinさん(その2)｢草コイン｣の情報源
⇒edindinさん(その3)有望｢草コイン｣の見極め
⇒edindinさん(その4)10倍を狙う草コイン投資

■「ファーストペンギン」であるかどうか

草コインのほとんどは価値の付かないまま放置される。edindinさんは日々生まれるコインから有望な草コインをどう探すのだろうか。

「BitcoinTalkのスレッドと、そのコインの公式サイトが主な情報源です。注目するのは『ファーストペンギン』となる要素があるかどうか、ですね」

ペンギンが生き抜くためには海に飛び込んで魚を捕食しないといけない。しかし、海に飛び込めばシャチやトドに襲われるかもしれない。リスク覚悟で最初に海へ飛び込むのがファーストペンギンだ。

■「量子コンピュータ耐性」という魅力

「ビットコインをはじめ仮想通貨のほとんどはプログラムが公開されています。それを模倣すれば、新しい仮想通貨を作ることは簡単ですが、新しい機能や用途が盛り込まれていなければ『今ある仮想通貨で充分』ということになる。既存の仮想通貨が行っていないファーストペンギンとなる機能や用途が盛り込まれていなければ、買う理由はありませんよね」

ファーストペンギンにはどんな要素があるのか。edindinさんが最初に話してくれたブロックチェーンの次を担うとされる「DAG」もそのひとつだし、SHIELD（XSH）にもファーストペンギンとなる要素があったという。

「ビットコインではハッシュパワー（演算力）の51％を握ることでブロックチェーンを改ざん可能となってしまう『51％アタック』のリスクがあります。『量子コンピュータを使えば51％アタックが可能なのでは』とも指摘されるのですが、XSHは量子コンピュータ耐性を備えたアルゴリズムを採用しています。この点がファーストペンギンになるのではと期待できたため買いました」

■過小評価されたコイン以外は買えない

edindinさんが購入したときの価格は16サトシ（１サトシは0.00000001BTC、１BTC＝100万円なら１サトシ＝１銭となる）だった。

「ただ、XSHはすぐに売ってしまいました。急激な値上がりして過熱感を覚えたためです」

edindinさんがXSHを買ってから２か月もせずに、16サトシから2000サトシへと100倍以上の値上がりを見せた。

「草コインは市場規模が非常に小さいため、数十万円程度の買いでも価格が急騰してしまう。個人的に有望だと思う草コインであっても、過小評価されている価格でないと買えません。XSHはファーストペンギンではあったし、プロジェクトも着実に進捗していたのですが、ロードマップを見るとプロダクト完成までの期間の長さが気がかりだったこともあり、このときは手を出しませんでした」


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edindinさん(その4)へ続く。

edindinさんのコラムは全4回となっています。
⇒edindinさん(その1)｢草コイン｣の世界
⇒edindinさん(その2)｢草コイン｣の情報源
⇒edindinさん(その3)有望｢草コイン｣の見極め
⇒edindinさん(その4)10倍を狙う草コイン投資

【プロフィール】
edindinさん
大手企業に勤務する現役会社員。2017年5月に仮想通貨への投資を開始。当初はリップルなどメジャーなアルトコインの取引を手がけるも、草コインの世界へ。海外の掲示板や取引所を利用し、埋もれた有望なコインを掘り当てるスタイルで2017年は資金を30倍に。ツイッター（@edindin_crypto）やブログ「社畜SE、仮想通貨を買う」での情報発信も活発。