【FX突撃取材!】9月13日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2023年9月13日12時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■9月13日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
週明けから大きく下窓を開けてスタートした米ドル/円は一時145円台まで下押ししたものの、現在は147円台まで戻している。先週末に読売新聞のインタビュー記事にて、植田日銀総裁が「マイナス金利解除」に言及したことを発端に、早期の政策正常化への思惑から強烈な円高に振れた。そこまで"タカ"な内容には感じなかったが、正常化が「あるかもしれない」と、匂わせた点が大きいのだろう。本邦長期金利は0.7%台までおよそ9年ぶりの高水準まで上昇しているほか、来週22日(金)の日銀金融政策決定会合の注目度は一気に跳ね上がっており、当面は円買い圧力を意識しなければならない。また、本日13日(水)の米CPIから、週末にかけて重要度の高い米指標発表が続く。来週21日(木)日本時間未明に迫った9月FOMCでは利上げ見送りがほぼ織り込まれているが、次会合以降の利上げ見通しは依然流動的なため、指標の感度は高いとみてデータを確認していきたい。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
海外勢を中心に9月日銀会合への警戒感が高まっていることに加え、FEDウォッチャーのニック氏の記事にてFRBのハト派観測が伝わっており、米ドル/円の上は攻めにくい。米ドル/円は少し方向感が見えづらくなっており、本日13日(水)の米CPIも、短期でチャンスがあれば参加する程度にとどめたい。一方で、明日14日(木)のECB理事会だが、政策金利のコンセンサスが割れており、「利上げ有無」によってユーロは大きく動意づきそうだ。足元ではユーロ圏の景気後退を示すデータが並び、経済が利上げに耐えうるのか市場は疑心暗鬼になっている。そのため、ユーロ/円・ユーロ/米ドルはダウンサイドがメインシナリオ。仮に利上げで上に振れても戻り売りが第一感になるか。
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