【FX突撃取材!】10月6日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2021年10月6日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■10月6日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米連邦債務上限問題、中国恒大集団デフォルトリスク、米早期利上げ観測など材料は豊富にあり、ボラティリティも高めだ。米連邦債務上限は毎年恒例の行事だが、期限ぎりぎりまで共和党と民主党で舌戦が繰り返されるため、局地的にマーケットが冷える可能性はある。中国恒大集団も落ち着きを取り戻しているとはいえ、引き続き関連のニュースには感度が良い。米早期利上げに関しても米10年債利回りが上昇しており、どれもリスクオフに反応しやすい材料と言えるだろう。また、今週末8日(金)には米雇用統計も控えており、今回は来月のFOMCでテーパリングを開始するうえで最後の試練となる。テーパリング開始は既定路線なのでよほどネガティブな結果にならない限り、先送りにはならないと思うが、警戒はしておきたいところだ。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
全体的にはリスクオフのマーケットだが、クロス円は崩れてはおらず「リスクオフ=円高」がワークしていないため、違和感が拭えない。一過性の反応なのか、ゲームチェンジなのかわからないが円絡みとトレードは少し様子を見たい。戦略としては、ドルが米金利上昇を背景に底堅い値動きとなっており、元気のないユーロあたりを合わせていくのが効果的に思える。ただ、ユーロ/米ドルは先月上旬から約300pipsほど下げており、低いところではあまり突っ込みたくはないので1.60ドル台ミドル前後まで戻りを待ちたいところだ。
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