【FX突撃取材!】9月8日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2021年9月8日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■9月8日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米10年債利回りが上昇したことで米ドル/円も110.30円付近まで上値を拡大しており、ネガティブサプライズとなった先週の米雇用統計で下落した以上に戻した格好だ。米長期金利が直近の高値をトライする展開となってきたため、明日9日(木)日本時間深夜2時00分の米10年債入札は注目が一段上がるだろう。また、同日深夜2時10分にはFOMCで投票権を持つ、ウィリアムズNY連銀総裁の発言も予定されている。今月末にFOMCを控えて来週からはブラックアウト期間(金融政策について発言を禁じたルール)に入ることを鑑みると、米雇用統計の悪化を受けたFOMCメンバーの温度感は重要度を増している。米10年債入札にしても米高官の発言にしても日本時間深夜に予定されており、NYクローズから東京のオープンにかけての値動きにも注視しておく必要がありそうだ。その他も本日8日(水)のBOC、明日9日(木)のECBと重要指標が控えるほか、日本の政局も日々二転三転しており、神経質な展開が続くだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
週明けからドルの買戻しが目立つものの、米雇用統計の悪化もあり、ドルロングで攻めるにもショートのロスカットを巻き込む状況でない限り、あまり突っ込みたくはない。米長期金利を睨みつつ、FOMCメンバーの発言を待ちたい。また、ユーロもECB高官のタカ派発言から上昇を続けているが、明日9日(木)のECBを控えて利益確定の売りが散見する可能性もある。ECBまで基本は静観しつつ、あえてポジションをとるならユーロ/米ドルで少額のショートで様子見をしたい。
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