Appleがバイナリーオプションのアプリを排除した件。
本日は、Appleでバイナリーオプションのアプリケーションが禁止された件について取り上げたいと思います。
2017年6月6日にAppleが公開した『App Storeの新たな審査ガイドライン』の中で、今後バイナリーオプションの勧誘や取引を行うアプリを受け入れないという内容が明記されていました。
App Store審査ガイドラインに記載された文章がこちらです。
"Apps that facilitate binary options trading are not permitted on
the App Store. Consider a web app instead."
直訳すると、
「バイナリーオプション取引を促進するアプリはApp Storeでは認めない。代わりにウェブアプリを検討せよ。」
という感じ。
つまり、今回のiOSでのバイナリーオプションのアプリの排除は、Appleの明確な意思に基づいて行われたという事です。
バイナリーオプションは、一定期間内に相場が上がるか下がるかを予想するというシンプルさが人気ですが、賭博性が高いという理由で金融庁の規制が入ったこともありました。
<参考記事>
⇒バイナリーオプション最新情報(2015年9月)
賭博性の高さの他にも、バイナリーオプションに関連する詐欺や不正などもかねてから問題視されており、世界的にも規制が強化されています。
こうした流れの中、Appleも今回の規制に踏み切りました。
日本国内のバイナリーオプションを取り扱っているFX会社の状況がこちら。
調査の結果、
IG証券のみ、未だバイナリーオプションの取引ができるiPhoneアプリがダウンロード可能であるということがわかりました。
IG証券のiPhoneアプリは、バイナリーオプション専用ではなく、通常のFX、CFD取引ができる総合アプリとなっているので、もしかするとAppleの規定に引っかからなかったのかもしれません。
その他のFX会社では、既にバイナリーオプションのアプリをダウンロードしてある場合は、引き続き使用できるようですが、提供元からのアップデートや変更が出来ない状態なので、今後のiOSのバージョンアップに伴い不具合が生じる可能性があります。
一方で、Androidアプリは、通常通り使用することができます。
しかし、Appleの対応を受けて、Googleも何かのアクションを起こすかもしれません。
iOSでアプリが使えなくなったことで、ブラウザ版の取引システムを新たに提供したり、従来からあるものを強化するFXが多いようです。今までiPhoneやiPadのアプリを使ってバイナリーオプションを取引していた方は、いま一度、使っているFX会社のブラウザ版システムをチェックしてみてください。
バイナリーオプション口座のスペックを比較する際は、下記サイトを参考にどうぞ。
<参考サイト>
⇒主要FX会社『FXオプション取引』可能一覧