シンガポールドル絡みの通貨ペア(SGD/JPY、USD/SGD、EUR/SGD、GBP/SGD、その他)の取扱い可否とスプレッドやスワップ金利を比較してみた!
本日は、新興国通貨の中でもジワジワと注目されているシンガポールドルを紹介します。
FX会社ごとの取扱いの可否からはじまり、気になるスプレッドやスワップ金利を比較しました。
★シンガポールドルについて
シンガポールはアジア屈指の観光立国であり、日本からの移住者や企業の進出も多い人気の国です。
日本のFX取引ではマイナーなシンガポールドルですが、最近ジワジワと人気が高まっているとか。
シンガポールでは、中央銀行という存在がなく、代わりにMASとよばれるシンガポール通貨金融庁が金融政策を行っています。
シンガポールドルには、通貨バスケット方式の管理変動相場制が採用されており、金融政策においては、金利よりも為替変動の安定性を重視していると言われています。
シンガポールには、強固な一党独裁体制の影響で政治リスクが低いという側面もあります。
そんなシンガポールドルが取引できるFX取引会社と、気になるスプレッドやスワップ金利を比較しました。
★シンガポールドルの取引が可能なFX取引会社
2019年11月時点でシンガポールドルの取引ができるFX取引会社は以下です。
シンガポールドル/円をはじめ、シンガポールドル絡み通貨ペアの取扱いの可否を調べました。
次に、取引するのであれば、メインとなるであろうシンガポールドル/円のスプレッドとスワップ金利、最低取引単位を調べてみました。
★主要FX取引会社のシンガポールドル/円のスプレッドとスワップ金利比較(2020年1月7日時点)
※スプレッドの単位は銭
※赤字は原則固定スプレッド(※例外ありを含む)を表す
※黒字は随時変動スプレッドを表す
主要FX取引会社では、シンガポールドル/円の取引が1~1000通貨単位からできる会社も多く、スプレッドは最も狭くてマネックス証券[マネックスFX]の1.0銭原則固定となっています。
スワップ金利に注目してみると、買いスワップが付くFX取引会社と付かないFX取引会社があるようです。
そこで、主要FX取引会社の直近1週間のスワップを比べてみました!
★主要FX取引会社のシンガポールドル/円のある1週間に付与されるのスワップ金利比較(2019年11月22日時点)
※シンガポールドル円基準
※上記曜日のポジションを持ち越した場合に翌営業日に付与されるポイント
※スプレッドの単位はドル円及びクロス円は銭、ドル円以外のドルストレートはpips
※スプレッドはキャンペーン実施期間が3週間以上に渡るものを掲載
※赤字は原則固定スプレッド(※例外あり含む)を表す
※黒字は随時変動スプレッドを表す
※ドル円は米ドル円の略
1万通貨単位取引の買いの場合、トレイダーズ証券[みんなのFX]、[LIGHTFX]のスワップは1日あたり40円が付与されています。
一方、ヒロセ通商やマネーパートナーズは買いスワップが0円になっています。
このように、買いスワップの差が取引会社によって大きいので、スワップ金利狙いでシンガポールドル/円を取引する場合はFX取引会社選びも大切なポイントになりそうです。