【FX突撃取材!】8月21日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2019年8月21日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■8月21日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
イタリア首相の辞任表明を受けた伊政局、合意なき離脱に向かうブレクジット、出口の見えない米中対立、長期化する香港デモなどリスク要因が散見しているが、マーケットは明日22日(木)から24日(土)に開催されるジャクソンホール会議を控えて動きが鈍い。明日22日(木)に日付が変わった日本時間3時00分にも7月に実施されたFOMCの議事録が公表されるが、こちらも直近1カ月でコンディションがかなり変化しているため、7月の議事録では鮮度が低く、反応は限定的かもしれない。とにもかくにもジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言を聞いてからといった雰囲気だ。ジャクソンホール会議でのポイントだが、パウエルFRB議長発言から今後の利下げに対するスタンスを確認することになる。来月9月のFOMCではコンセンサスとなっている0.25%の利下げにとどまるのか、もしくはトランプ米大統領の圧力に屈して大幅利下げに踏み込むのか。或いはトランプ米大統領に反発してタカ派色を出してくることも否定はできない。多くの選択肢がある今回のジャクソンホールでは多くのヒントも聞き出したい。注目されるパウエルFRB議長の発言は明後日23日(金)日本時間の23時00分の予定だ。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
パウエルFRB議長がどのような発言をするかだが、先月7月に行われたFOMCで「米国は利下げサイクルに入ったわけではない」との発言を聞く限り、パウエルFRB議長は利下げに積極的とは思えない。あしもとの良好な米経済指標結果をみても大幅利下げに舵を切る正当性はないはずだ。トランプ米大統領の大幅利下げプレッシャーは相当なものだが、可能性が高そうなシナリオとしては7月のFOMCを踏襲するかたちでトランプ米大統領やマーケットの梯子を外してくるパターンだろうか。そうなると金利上昇を背景にドル高にはなるので米ドル/円は107円を上抜ける展開もある。ただ、株価下落によるリスクオフの円買いフローも入るので米ドル/円の値動きは素直にはいかない可能性も。積極的にポジションを傾けるには不確定要素が多く、内容をしっかり確認のうえ、イベント通過後に取引に参加しても遅くはないかもしれない。
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