【FX突撃取材!】12月12日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2018年12月12日12時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■12月12日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
中国の劉(りゅう)副首相がムニューシン米財務長官やライトハイザー通商代表と電話会談したとの報道があり、米中貿易摩擦の緩和期待から米ドル/円は113.50円まで上昇。ただし、米ドル/円は依然として112~114円のレンジにあり、来週のFOMCを控えて動きにくい地合いだ。一方、ポンドは英議会のEU離脱協定案の採決が延期されたものの、荒れた展開は続いている。一部報道ではメイ英首相に対する不信任投票実施に必要な保守党議員48人の書簡が集まったとあり、いよいよメイ英首相辞任の可能性が高まってきた。また、明日13日(木)~明後日14日(金)にはEU首脳会議が開催され、ブレグジットについて協議がされるため、マーケットはポンドが主導する展開となるだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
来週のFOMCを控えて米ドル/円は本日12日(水)夜の米消費者物価指数や14日(金)の米小売売上高を眺めながらの取引となる。FOMCメンバーは突然ハト派にシフトを変更してきたが、最終的にはデータ次第と言っているのでFOMC前にこれらの米経済指標は重要度が増している。特に悪い数字が出たときは、あしもとのハト派スタンスが正当化されるため、ダウンサイドには敏感に反応するのではないかと考えている。一方ポンドは合意なしのEU離脱が視野に入るなか、メイ英首相辞任からの解散総選挙や、EU残留の声まで聞こえており、複数のリスクシナリオが混在している状態だ。EU側との再交渉で英議会を納得させられる条件を引き出せるかどうかメイ英首相にとって正念場となるだろう。戦略としてはポンドショートが第一感になるが、チャートを見ると下がりすぎているので一時的な反発を狙っていきたい。ただ、このチャートで反発しないのであれば、深く下押しする可能性も高い。ここから突っ込んで売っていくには警戒が必要だが、ストップをタイトにしたうえで短期の下値攻めならトライする価値はありそうだ。
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