【教えてFX!あの人に突撃取材♪】5月24日(火)■志摩力男氏の現在の為替相場と戦略
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その志摩力男さんから、毎週火曜日に最新の相場観と戦略を聞ける事になりました。※取材は電話にて実施
毎週・火曜日の昼過ぎから夕方までの間に羊飼いのFXブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、 2016年5月24日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。
■□■5月24日(火)■志摩力男氏の現在の為替相場と戦略
■現在の為替相場の状況■
先週もぱっとしない動きが続いた。米ドル/円は、一目均衡表の雲と下降トレンドラインをトライしたものの、結局は失敗して落ちてきた。下には109円40銭付近に転換線があり、さらにその下の108円70銭付近には基準線もあり、方向感の出にくい状態となっている。
今週は、5月26日(木)、27日(金)に注目イベントの伊勢志摩サミットを控えているが、先週末の仙台G7では特に目立った材料が出なかったことから、伊勢志摩サミットでも何も出ない可能性が高いと考えている。
2017年4月に予定されている消費税率10%への引き上げの延期については、その可能性は低くなってきた。政府筋によると、消費増税を延期することで株価を吊り上げなくても、夏の参議院選では勝算があると考えているようだ。というのも、今年に入ってから加速した円高・株安の状況下でも、政府の支持率は落ちていない。日銀も焦って政策を変更する必要がなくなってきているようだ。
そうした中、先週のFOMC議事録公表以来、マーケットの関心は日本の金融政策から米国の利上げに移った。6月、もしくは7月の利上げを前提に、米ドル/円は113円まで戻すと考える人が増えてきている。
■現在の戦略■
個人的に、米ドル/円の上昇にはまだ確信が持てずにいる。下値は一目均衡表の基準線(108円70銭付近)、上値は20日(金)の110円57銭付近を目途に、レンジ内での動きが続くと見ている。しかし、6月に入ると、一目の雲が下がってくるため、110円を越えて雲を上抜けてくると、テクニカル的には米ドル/円は買いやすくなりそうだ。
今週は、27日(金)に予定されているイエレンFRB議長の発言に注目。タカ派的な内容となれば、米国の利上げが決定的となり、米ドル買いはがぜん強まるだろう。対ユーロ、豪ドルでも米ドル買いが進めば、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドルは下落方向の圧力がかかることになる。特にオーストラリアは利下げ方向に向かっており、金融政策のコントラストがくっきりと表れることから、豪ドル/米ドルのショートが狙いどころ。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、多くのヘッジファンドがオーストラリアの銀行株をショートしているようだ。銀行株の下落、不動産バブルの崩壊を背景に経済が困難な状態に陥れば、豪ドルはさらなる下落が見込まれる。豪ドル/米ドルは、今年1月の安値水準となる0.68ドルを目指し続落する可能性が高いだろう。
<米ドル/円 日足チャート>
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<豪ドル/米ドル 日足チャート>
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