羊飼いが、ザイFX!から受けた取材の記事を転載『羊飼いさんはどうやって儲けてる? 時刻が 近い2つの経済指標を利用した作戦とは?』
今日は、ザイFX!から受けた取材の記事を転載します!!
『羊飼いさんはどうやって儲けてる? 時刻が 近い2つの経済指標を利用した作戦とは?』
■あの人がスマホのホーム画面に配置したFXアプリは?
「僕のiPhoneのホーム画面、いちばんタップしやすい場所に、あるアプリを置いているんです」
そう打ち明けてくれたのは、カリスマトレーダーの羊飼いさん。スマホのいちばんタップしやすい場所においているアプリとは――?
「この数年、株とFXは切っても切り離せない関係。それに米長期金利も大切です。株価と米長期金利は常に見ておきたい感じですよね」
深い関係にある株と為替。NYダウが上がれば米ドル/円も上がりやすいし、今年(2018年)1、2月にはNYダウと米ドル/円が同時に崩れる場面があった。
取引するのはFXだけであっても、NYダウという「補助線」を引いておけば分析は有利になる。
■株価も国債もコモディティも監視できるIG証券のアプリ
でも、株価や債券市場を監視するのは意外と面倒。プロの人ならブルームバーグ端末ひとつで済むが、個人投資家だとそうはいかない。
米長期金利のチャートを見に行くのが面倒になり、監視がおろそかになってしまう人も……。
「NYダウの価格や米長期金利の水準をいちいち検索して調べるのは面倒なので、ひとつのアプリに集約してチェックしているんです。
NYダウや日経平均などの株価指数、WTI原油やゴールドなどのコモディティ、それに主要国の国債市場――IG証券のアプリなら、さまざまなアセットの値動きがすぐに見られる。とても便利なんです」
【参考記事】
●億トレも使う、あのツールが革命的進化! 「1秒足」に残された投機筋の痕跡とは?
■イタリア政局混乱時にイタリア国債のトレードも可能!
羊飼いさんが愛用するのはIG証券のアプリ。
IG証券では100種類以上の通貨ペアが取引できるFXのほか、CFDが充実していることも大きな特徴だ。
【参考記事】
●IG証券の全97通貨ペアを公式サイトよりはるかにわかりやすく分類して完全紹介!
●CFDで最大5万円+1万円がもらえる! 「ウォール街株価指数」って何?
CFDで取引できる銘柄は世界の株価指数からコモディティ、主要国の債券先物など。つまり、羊飼いさんが「常に見ておきたい!」と強調する市場がすべて、ひとつのアプリで見られることになる!
「FX取引のために値動きを監視するだけでなく、ときにはCFDで取引することもあります。今年(2018年)5月に政局の混乱からイタリア国債が投げ売りされて、利回りが急騰したことがありました。
あのときは日本でイタリア国債がトレードできると知らなかったのですが、IG証券の債券先物CFDにはイタリア国債の銘柄がある。あのときに知っていたら取引してみたかったですね」
■SQ通過後に日経平均売りを狙えるパターンとは?
羊飼いさんがCFDで主に取引するのは株価指数だ。
「NYダウや日経平均ですね。NYダウは暴落しそうでいて底堅いので、下がったところで買ったり、日経平均はSQ(※)が決まる直前を狙ったりします」
(※編集部注:「SQ」とは日経225先物などの株価指数先物や株価指数オプションといった取引の最終決済を行なうための価格のことだが、SQ算出日のことを単に「SQ」と呼ぶことがしばしばある)
日経225先物のSQは3月、6月、9月、12月の第2金曜日。この直前数日の値動きは注目が集まりやすい。
「通常だとNYダウが弱いと日経平均も弱含むのですが、SQの週だと『NYダウが下げているのに日経が耐えている』といったクセが出ることがあります。
そんなときはSQを通過するのを待っているんだろうなと考えてSQ後に売ったりといった感じです」
最初は為替のための監視であっても見ていれば、羊飼いさんのように「市場のクセ」が目につくようになるかも。そうしたらIG証券のCFDで取引すればいいわけだ。
■羊飼いさんが意識する「時間のクセ」
「SQにかぎらず、為替市場でもクセはいつも意識しています。とくに気にしているのが『時間のクセ』。とくに『ロンドンフィックス』(夏時間だと深夜0時、銀行の顧客向けレートが決まる時間)です。
為替市場では実需の注文も多いですが、ロンドンフィックス前後はとくに実需の注文が入りやすいと考えています。そのため、市場に『歪み』が生じやすいんです」
実需とは、たとえば貿易の決済。「月末までに支払いしなきゃ!」なんて会社の財務担当者は、MACDが買われ過ぎを示唆するぐらいの高値だろうが、なんとしてでも買って支払いを済ませないと信用問題になる。
「そうやって『レートに関係なく今週は買わないといけない・売らないといけない』という市場参加者がいる。
そうした注文が出やすい時間がロンドンフィックス前後だし、そこで生じた『歪み』は個人投資家にとって大きなチャンスかなと思います」
■市場のクセを探しやすいチャート
こうしたクセを見つけるために不可欠なのは毎日、決まった時間にチャートを見ること。
「IG証券はチャートがキレイで見やすいですよね。これだと初心者の人でも時間のクセを見つけやすいかもしれない」
細かなポイントだけど、IG証券のパソコン版チャートだと、曜日も表示されるから市場のクセを探しやすいはず。
羊飼いさんが「キレイ!」と指摘するチャート、じつは今年(2018年)アップデートされたばかりの新取引システムだ。
【参考記事】
●億トレも使う、あのツールが革命的進化! 「1秒足」に残された投機筋の痕跡とは?
●IG証券がPC版新取引システムをリリース! チャートもサクサク動くしアレンジも自由自在
インターネットブラウザで開くタイプのツールだが、HTML5(※)をいち早く導入しているから、動作がとても軽快。
(※編集部注:「HTML5」とは、ウェブページを制作する際に用いられる言語の最新規格。「Java」や「Flash Player」などのプラグインがなくても、アプリケーションの起動や、YouTubeのような動画コンテンツを再生させることができるようになった)
チャートを過去にさかのぼったり、拡大・縮小したり、テクニカル指標をたくさん載せたり、しかも何枚も同時にチャートを開いたりと、負荷のかかりやすい作業を行なってもストレスを感じることなく操作できる。
■為替市場では毎週、新しい相場が始まる
「為替市場では曜日も大切。僕は『毎週、月曜日に新しい相場が始まる』と思っています。
ロンドンフィックス前後のクセは1週間続くことがあるし、東京市場の仲値や欧州市場が始まる時間、ニューヨーク市場のオプションカットなど、クセが出やすい時間はほかにもありますが、週が変わると違うクセが出てくることもあるんです」
週の前半に「欧州市場が始まるとユーロが買われやすい」、「ロンドンフィックスを基準にV字チャートになりやすい」などのクセに気がついたら、週後半も同じクセが継続すると仮定してデイトレするといいかも。
※欧州・米国のイベントは夏時間基準。冬時間の場合は1時間遅くなる
■「1~2時間早く取引できる選択肢」で武装する
「あとは月曜日の朝ですよね。週末に選挙や首脳会合、テロなどのイベントがあると、月曜日の朝に大きく動くことがあります。
日本のFX会社だとほとんどの場合、月曜日の取引開始は7時。でも、IG証券だと5~6時(※)から取引できるんです」
(※編集部注:月曜日の取引開始時刻は夏時間か冬時間かによって異なる。他社との取引開始時刻の比較など詳しい情報は以下の記事をご参考に)
【参考記事】
●2018年の米国夏時間は3月11日(日)から。なぜあの2社は夏時間が3つに分かれてる?
「窓」=前週末終値との乖離を埋める方向で戦略を考えたり、週末に持ち越したポジションをいち早く利益確定したり損切りしたりと、「1~2時間のメリット」があると取引の幅が広がる。
「1~2時間早く取引できるというのは重要。早朝は各社ともスプレッドが広いので要注意ですが、1~2時間早く取引できる選択肢を持っておきたいですよね」
専業トレーダーの中には「月曜日だけは早起きして窓開けを確認する!」何ていう人も多い。月曜日の早朝に1~2時間早く取引できる選択肢、持っておいて損はないはず。
■羊飼いさんが「110勝24敗」の成績を叩き出したのは?
「時間を意識すると、バイナリーオプションも取引しやすくなります。僕も頻繁にバイナリーオプションを取引していた時期があります。
その時に感じたのは、IG証券のバイナリーオプションは他社に比べて有利な価格で取引しやすい、という印象です」
【参考記事】
●羊飼いが取引履歴をすべて公開!! 110勝24敗、勝率82%のBO投資法とは?
羊飼いさんが有利な価格で取引しやすいと話すIG証券のバイナリーオプション。そういえば、以前、バイナリーオプションのスゴ腕トレーダー・はみ毛さんもIG証券のバイナリーオプションは注目度の高い経済指標の発表前でも他社に比べて有利な価格で取引できると指摘していた。
【参考記事】
●FXで大損もバイナリーオプションで爆益! 5万円を3億円にしたトレードのヒミツは…!?
「バイナリーオプションの価格はボラティリティや判定時刻までの残り時間、トレンドなどを考慮しながら機械的に決まっていくようです。
でも、そこでは雰囲気は加味されない。たとえば『悪材料が出たのに大きく崩れそうにない、110.20円までは下げたが節目の110円ちょうどを割るような雰囲気ではない』みたいなときですね。
こうした雰囲気は価格に加味されていない気がするので、そんな隙間を狙って取引していました」
時間の節目や「.00」のような大台の節目を狙っていくとおもしろいかも。
「IG証券のバイナリーオプションだと判定時刻がほぼ4時間ごとなので取引しやすいですし、それに画面が非常に見やすいんです」
なお、IG証券では為替のほか、株価指数やコモディティのバイナリーオプションも取引できる。
■プロも個人も経済指標は一斉スタート!
次に話題に上ったのは経済指標。羊飼いさんの代名詞的な存在でもある。
「経済指標は発表時刻が決まっているから個人投資家もプロのディーラーも、よーいドン!のスタート。わかりやすいのが魅力です」
ザイFX!のサイトでも、経済指標の発表予定や羊飼いさんによる「指標ランク」が毎日、更新されている。指標ランクが「SS」のものは最重要なので見逃さないようにしておこう。
■先の指標でバイアスを測り、すぐ次の指標でトレード!
「とくに注目してほしいのが、21時30分と23時など近い時刻に2つの経済指標が発表されるとき。そして、21時30分の指標の結果と市場の反応から『今の市場のバイアス』がわかるんです」
たとえば、結果が予想より弱いのに米ドルがあまり下がらないようなら、「今は米ドル買いバイアスが強いのかも」とイメージできる。
「買いの方向にバイアスがかかっているようなら、23時発表の経済指標が予想どおりの数字であっても下がったところは押し目買いが入るだろうし、予想よりもいい数字ならば強く買われるかもしれないと考えられる。経済指標にはすごいチャンスが潜んでいるんです!」
“経済指標のプロ”ならではの2つの指標をミックスした活用法。覚えておくと有効だ。過去の経済指標に対する市場の反応や、発表予定はIG証券の新取引システムのチャートを。
チャート上で右クリックし、「イベント」を選択するとチャートに経済指標の結果や予定が表示される。検証にはとても便利!
■市場の熱気を伝えてくれるツイッター
「経済指標の結果をいち早く知ることができるのは、今はツイッターですね。指標トレードには欠かせない存在だし、いろんなトレーダーをフォローしていると『市場の熱気』がわかるんです」
トレード中の情報収集にツイッターを利用する人は多い。ブラウザのウィンドウをいちいち切り替えるのって地味に面倒だけど、IG証券の新取引システムなら取引ツールとタイムラインが一体化、情報を読み逃しにくくなっている。
■これは「選択肢」として欠かせない口座だ
「株価指数や債券市場、コモディティなどをひとつの取引システムで監視でき、CFDで取引も可能なことや、月曜日の朝に1時間早く取引できるメリットなどを考えると、IG証券の口座は選択肢として持っておいたほうがいいと思います。
口座を開いて、為替市場もそれ以外のアセットも常に監視し、すぐに取
引できるように準備しておけば、市場のクセをキャッチしやすくなり、大
きな政治経済イベントのときなどに収益を上げるチャンスが広がりますか
らね」
こんなふうにまとめてくれた羊飼いさん。取引ツールがリニューアルされ、新取引システムとなったIG証券。羊飼いさんのような上級者が推奨するくらいだから安心して使ってみて!
(取材・文/高城泰 編集担当/ザイFX!編集部・庄司正高)