【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】FTLさん(その1)「裏ワザ」探しの第一人者
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今週から、FTLさんについてのコラムが始まります。
⇒FTLさん(その1)「裏ワザ」探しの第一人者
⇒FTLさん(その2)海外FXを利用したハイリスク手法
⇒FTLさん(その3)2口座両建てのSARB手法
⇒FTLさん(その4)じつはあの定番FXツールの作者!
■悪質な「ストップ狩り」を逆利用
今ほどFXを取引する人がいなかった時代、さまざまな「裏ワザ」が存在した。あるFX会社では数秒間、レートを止めることができたから他社のレートの動きを見てから売買を判断できたし、米雇用統計の発表時に他社よりもレートの更新が遅れる会社もあった。今では考えられないことだが、こうした裏ワザに気がつけば勝つのは容易だった。
こうした例を利用していたわけではないが、人が見過ごしがちな穴をついた発想や、高度なプログラミング技術がないと実現できないような手法を得意としたのが、FTL(Forex
Trading Laboratory)さんだ。
「以前は特定の業者で『ストップ狩り』が常習的に行なわれていました。利用者のストップ注文が溜まっている水準が近くにあれば、一瞬だけレートを操作してストップ注文を約定させるやり方です」
現在のレートが1ドル110円60銭で、20銭下にストップ注文(売りの逆指値)が溜まっていたとする。悪質なFX業者ならレートを一瞬だけ20銭下にずらしてストップ注文を約定させ、すぐにレートをもとに戻す。こうすればノーリスクで20銭分の利益が得られることになる。
■ストップ狩りの瞬間に2口座で両建て
「今では少なくなったと信じたいですが、以前は特定のFX業者でそんなストップ狩りが頻繁に行なわれていました。ただ、ストップ狩りを行なう会社/行なわない会社がわかっていれば、私たちはそれを収益チャンスにすることができる。レートを不自然に下にずらした会社で買い、通常のレートの会社で売り、と両建てすることです」
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■億を稼ぐも口座が続々と凍結され――
ずらされていたレートがもとに戻ったところで決済すれば、スプレッドを考慮しても利益が残ったという。しかし、両建てにせずとも、ストップ狩りでレートを下にずらした業者で買うだけでもいいように思うのだが――?
「まれにストップ狩りと思われる動きが通常の変動であることもあります。そのときのリスクヘッジとして両建てしておくんです。ただ、こうした売買を手動で行なうのは難しい。私はシステム化して行なっていました。勝率は100%近かったと思います。ただ、あまりに頻繁にやりすぎたため、すぐに口座は凍結されてしまいました(笑)」
今はストップ狩りと思しき動きも少なくなったはずだが、これ以降も裏ワザ的な発想で利益を積み重ねていったFTLさん。その総額は億をはるかに超えるという。
■FX業者との戦いから脱却した新手法
「数百万円の元手が1週間で億に増えたこともありました。私がやってきたのは為替市場との戦いではなく、『FX業者との戦い』。それにも疲れてしまったし、そもそも国内では使えるFX口座がほとんどなくなってしまった(笑)」
しばらく鳴りを潜めていたFTL氏だが、最近になって活発にトレードしているという。
次回以降、詳しくその方法を聞いていこう。
FTLさん(その2)へ続く。
FTLさんのコラムは全4回となっています。
⇒FTLさん(その1)「裏ワザ」探しの第一人者
⇒FTLさん(その2)海外FXを利用したハイリスク手法
⇒FTLさん(その3)2口座両建てのSARB手法
⇒FTLさん(その4)じつはあの定番FXツールの作者!
【プロフィール】
FTLさん
自動売買によるアービトラージを得意とするベテラントレーダー。これまでの利益は億をはるかに超える。過去に作成した「裁量トレード練習君」はメタトレーダー4(MT4)のインディケーターがそのまま利用でき、バックテストの定番ツールとして今も高い人気。FTL(Forex Trading Laboratory)のHPではMT4用の便利なインディケーターの無料ダウンロードも。